• Workshop ひとつ屋 ものづくり工房 | 大阪阿倍野|草木染め・DIYのワークショップ

    コーヒーで染める。

    少しの前のブログ(『コーヒーの出がらし』)で「コーヒーを飲んだ後の“出がらし”を集めて染材にしようと思っています」というようなことを書きました。その後も、日に数杯のコーヒーを飲んだ後の出がらしを集め、先日 ついに!! スカーフを一本染めることができました。今日は、その工程を紹介します。

    【コーヒー染めの方法】

    ① まずは、染めたいもの(※ここではコットン(綿)のスカーフです)の精練をします。精練とは、布に付着した糊や汚れ、油分を取り除くことをいいます。家庭では、沸かした湯に少量の中性洗剤と布を入れ、1時間ほど弱火で炊き、よくすすいから脱水します。すぐに染めない場合は、汚れないように注意しながら乾燥してから保管します。

    ② 次に、濃染処理をします。精練した布を30分ほど水に浸してから脱水し、豆乳に10分ほど浸してから軽く絞って乾燥します。これは布にタンパク質を付着させると濃く染めることができるからです。元来タンパク質であるシルク(絹)やウール(羊毛)などは、濃染処理する必要はありません。

    ③ いよいよ染めていきます。濃く煮出したコーヒーに、一度 水に浸けて絞った布を浸して染めます。ポイントは、ムラにならないように、たっぷりの湯にコーヒーを煮出し、その中で布を泳がせるように、そめていきます。染めている時間に決まりはありません。好みの濃さになるまでコーヒーの中で布を泳がせてください。ここ(下の写真)では40分ほど染めました。


    ④ 染め終えた布はコーヒーから引き上げ、そのまま水の中で軽くすすいで余分なコーヒーを落とします。その後、軽く絞って媒染液に浸けます。今回は銅媒染液です。


    媒染液に30分ほど浸してから、
    よく水洗いしてから脱水します。

    ⑤ これを陰干しして完成です。ご覧のとおり、コーヒーで染めたはずのスカーフが緑色になりました。難しいことは聞かないでください!! コーヒーを染めたあと銅媒染すると緑色になるのです。コーヒーのイメージとは違った色ですが、僕はこの緑が好きで、よくコーヒーの銅媒染をします。家庭(キッチン)でされるときは銅ではなく、明礬(みょうばん)で媒染するのが安全でよいと思います。恐らく、色はベージュか茶色に染めると思います。


    コーヒーは出がらしで充分ですので、ぜひ!! ご家庭でもチャレンジしてみてください。布を輪ゴムなんかで縛って模様をつける“絞り染め”なんかも楽しいですし、夏休みの宿題にはピッタリですよ(火を使うので、ヤケドなどには充分に注意してください)。