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茜(あかね)で染める。

できるだけ自分で採取した植物を使って染めているのですが、それだけでは限界があるので、ときには染料店で購入したものを使うこともあります。その代表が茜(アカネ)です。

「茜(アカネ)」は、日本にも自生するアカネ科の蔓性多年生植物で、本州をはじめ、四国や九州での路傍や林で見ることができます。根から赤い染料を抽出することができるので、つまり“赤根”なんです。紅花(ベニバナ)よりも古くから染料として用いられてきましたが、日本のものは色が薄く、最近では西洋茜(セイヨウアカネ)やインド茜が用いられることがほとんどです(上の写真は「インド茜」です)。

染色方法は最も基本的な方法で、ただ煮出した液に布を浸し、その後に媒染します。その媒染も、きれいな赤にしたければ、明礬(みょうばん)でOKなので手軽です。下の写真は染色中です。“濃染処理をした布”と“精練のみの布”です。


染めたあとは媒染すれば完成です。写真の上から、“精練のみの布”“濃染処理をした布”“濃染処理をした布を、さらに濃く染めた布”です。どれも、フリンジをつけてスカーフに仕立てる予定です。

茜はとても美しい色に染まります。お盆を過ぎ、これからの季節には茜色が似合います。そんな色を、いつの日か、自分で採取した“日本茜”で染めてみたいです。