• ものづくり工房 ひとつ屋|大阪阿倍野|草木染め・DIY

帰化植物

猛暑が続いていた先日のこと、夕涼みをしようと思って大和川(やまとがわ)の河川敷を散歩しました。で、よく見ると、あるあるッ!! 生い茂った夏草のなかに“染料となる植物”がーー。栴檀草(センダングサ)に山牛蒡(ヤマゴボウ)、それに背高泡立草(セイタカアワダチソウ)などなど。 漢字で書くと実感が薄れますが、実はどれもが帰化植物(外来種)。明治時代以前の日本には存在しなかった植物ばかりです。が、そのなかに芒(ススキ)に似た「刈安(カリヤ …

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時の流れは早いもの。

先日、氏神様の夏祭りがありました。この祭りを飾るのが「だいがく」と呼ばれる高さ約20mほどの柱に70個もの提灯を付けた櫓。 今では、すっかり大都会の一部になったこの辺りですが、明治時代のころまでは農村だったらしく、この「だいがく」は、たわわに実った作物を提灯で表し、豊作と雨を祈願したものだそうです。 僕が生まれて間もなくの1972年には大阪府の有形文化財に指定されています。ちょうどそのころ、僕は父に肩車されて、この「だいがく」を …

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藍のパッチワークTシャツ

以前にも書きましたが、生地を染めてTシャツなどを縫っていると、必然的に増えてくるのが端布です。一枚一枚、天然染料で手染めしているだけに、なかなか捨てることができません。かといって、伸縮性のあるニット生地が多いので、小さなカバンのようなものを作ることもできません。なので、端布は溜まる一方です。 そこで、思い切って端布を繋ぎ合わせて“パッチワークTシャツ”を作ることにしました。まずは、藍で染めたニット生地ばかりを集めたTシャツです。 …

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『あべのハルカス 三十六景』 第九景 「天神ノ森」

葛飾北斎の『富嶽三十六景』にちなんで始めた『あべのハルカス 三十六景』。第九景となる今回は、ハルカスの西南に位置する「天神ノ森(てんじんのもり)」 からの眺めです。 小さなマンションや古い家並みの向こうに聳え立つハルカス――。ここ「天神ノ森」は、一見すると“森”には程遠い風景ですが、この地名の由来になったのが、町内の一角にひっそりとたたずむ「天神ノ森天満宮」です。 村の鎮守の神さまのぉ~♪♪  唱歌「村祭」に出てきそうな、素朴で …

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大暑の候

書中お見舞い申し上げます。 昨日7月23日は二十四節気の一つ「大暑」。一年で最も暑いころです。まさに、暦どおりの夏本番ッ!! 陽炎に揺らめく風景に、遠く過ぎ去ったキラキラとした夏を思い出します。 しかし、もう決して若くないので、年々、暑さにも弱くなっているような気がします。 な~んて嘆きごとはさておいて、皆さんッ!! 熱中症や夏バテなどにならないよう、くれぐれもご自愛いただきながらも、若きあの日に負けないような夏を楽しみましょう …

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型紙を彫る。

先日、ブログに書いた『プランニング「天上の華」』の型紙彫りにいよいよ取り掛かるとします。彫るのは、このTシャツの柄の部分の型紙。 下絵を型紙に貼ったし、デザインカッターの準備もOKです。そして、忘れてならないのがメガネです!最近は、ほんとッ!! 老〇鏡が手放せなせん。さぁ~てと、作業開始です。

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地球の香りのするポロシャツ

先日のブログ『葛(くず)で染める』で紹介したニット生地を使って、ポロシャツを縫い始めています。 身頃の上部はベンガラ(土)で染めたもので、それより下が葛で染めた生地です。ともに、地球が育んだ色なので、鉱物と植物とはいえ、色合いはぴったりとそろいます。あとは袖(そで)と襟(えり)を付ければ完成です。どうぞ楽しみにしていてください。

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新たな立場での物づくり。

2年半前のこと、僕は多くのものを一瞬にして失いました。失意のなか、一時期は何もする気になれず、ただただ漫然とした日々を過ごしました。こうなると、不思議なもので本当に頭が重くなるんですよ。なにかモヤモヤしたものが頭に詰まった感じでーー。 で、「これではダメだッ!!」 と それまで続けていた縫製の勉強を再開し、学生時代に学んだままだった染色も、きちんと学び直すことにしました。以来、雨の日も、風の日も、暑い日も、寒い日も、そして疲れて …

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縫って縫って、絞って絞ってーー。

またまた絞り染めのために “縫って絞ってーー ”をやっています。 以前に比べると、縫い絞りが随分と早くなりました。。このくらいなら、1時間もあれば充分です(←なんちゃって、です)。さて、どんな染め上がりになるでしょう。楽しみにしていてください!!

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葛(くず)で染める。

空地や道の路肩に絡み合って生い茂る葛(くず)――。雑草としては、これほどやっかいな植物はありません。地上部の蔓を刈り取っても、地下に栄養を蓄えた太い根が残っているので、完全に駆除するのが不可能に近いといわれているそうです。 ところが、昔は身近に育つ葛を定期的に刈りとり、さまざなものに利用したそうです。蔓(つる)は、煮てから発酵させ、表皮の繊維をとって「葛布(くずふ)」と呼ばれる布を織り、残った芯では籠(かご)を編みました。また、 …

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