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DIY リノベーション「廊下③」綿壁の補修

先日の DIY リノベーション「天井の修理」の引き続き、2階の廊下のリノベーション中の様子です。前回までに抜け落ちた天井の修復を終えているので、今回からは壁の補修と塗り直しです。

改装前の状態です。

2階の廊下は「綿壁(わたかべ)」「繊維壁」やと呼ばれるもので、その名のとおり、天然由来の繊維をはじめ、ナイロンなどの化学繊維に糊を混ぜて塗ったものです。この壁は繊維を利用するだけに柔らかで吸音性や調湿作用に優れている反面、衝撃や水気に弱く、耐久性にも劣るという短所もあり、最近ではめっきり使われなくなった素材です。

ここでも水がかかって変色したり、
剥げ落ちたりしたカ所が目立ちます。

しかも、何度かの増改築を繰り返した当物件では、長い廊下で壁材が微妙に異なり、色や質感にも違いがあるので、天井も含めた全面を塗り直します。まずは、和室の場合(『DIY リノベーション「和室①」オイルステイン』)と同様に、柱や回縁などの木部にオイルステインを塗ってからマスキングをして、さらに壁にシーラーをします。壁に塗ったシーラーが乾いたら、いよいよ塗装です。

まずはオイルステインを塗っています。

廊下にもツヤ消し白いペンキを使いました。

塗り上がってくると、暗かった廊下が明るくなりました。

いい感じです! 次回は廊下での最後の作業である床の補修と張替えです。見た目以上にグズグズになった床の張り直しは大変そうですが、頑張ります!


【ひと言アドバイス】

欧米でのDIY リフォームではよく見かけるペンキを使った室内の塗り直し。日本では壁紙やクロス張りがメインで室内にペンキを塗るのには抵抗があるようです。でも、きれいに簡単にリフォームするには、ペンキはとても良い素材なので、ぜひ!! 使ってみてください。最近では、壁紙の上から塗れるものや防湿、防カビのものが安価なうえに、さまざまな色もあります。室内に使いときは“匂いの少ないもの”“手入れが楽なもの”そして“仕上がりがきれいもの”を選んでください。

そこでアドバイスです! ひとつ屋のリノベーションでは“水性ペンキのツヤなし”を選んでいます。道具の手入れも楽ですし、多少の塗りムラや凹凸が目立ちません。ぜひ!! 小さな空間からトライしてみてください!!


上記のDIY リノベーション(リフォーム)に関するご質問などがございましたら [ workshop ひとつ屋 + Cafe ] のスタッフに、お気軽におたずねください。


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