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Tシャツ 『 十三夜 』

“雲の型紙を使ったTシャツ” が、ようやく完成しました。何度も何度も失敗しただけに、かなり嬉しいです。しかも、納得の出来栄えです!

柄のメインは背面で、藍で斑(むら)染めした地に、雲の柄を抜染(ばっせん)し、さらに銀箔を押し月を表しました。イメージしたのは「わが庵(いほ)は 月待山のふもとにて 傾むく月の 影をしぞ思う」という足利義政(あしかがよしまさ)の詩歌。京都は東山の銀閣寺――月待山の背後から上がる冴え冴えと輝く月と秋の夜空の静けさです。


▼ デザインのメインは背面です。


▼ こちらが正面です。


正面はシンプルにしましたが、下の写真のとおり、雲の柄がポケットにかかっているのがポイントです。 前後の身ごろ、袖、ポケットと、 必要なパーツを単体で染めてから、それぞれに柄を施してた後に縫うという、結構と手間がかかりました。


「十五夜」でなく「十三夜」にしたのは、陰暦の9月13日の夜に昇る月が、十五夜(陰暦8月15日)に比べ、が「芋(いも)名月」と呼ばれるのに対しして小さく清楚な雰囲気を感じたからです。

お盆も終わり、月の美しい季節ややってきますね。


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