中南米やタイなどで染められている「渦巻き染め」。以前から、おおらかで底抜けに明るい雰囲気が好きで、一度自分でも染めてみたいと思っていました。先日、染料を入れてある引き出しを整理していると、前に使った染料の残りが出てきたので、それを使って早速!! チャレンジしてみました。
まずは布を摘んで巻いていきます。
グルグル、グルグル・・・。
巻き終わったら紐で縛っておきます。
染料を容器(お好み屋さんなんかでマヨネーズを細く出すための、あの容器です)に入れて、マヨネーズをかける要領で染めていきます。今回は、残り物の染料なので、無条件にこの三色。でも、なんとなく、カリブ風というか、ラテンっぽい色合いで悪くありません。で、染めの作業も終了です!!
これを広げて、はいッ!! できあがり!!
こんなにも、きれいな布が染め上がりました。
という、はずだったのですが・・・。
実際は、大失敗してしまいました。というもの、本来なら上の写真の段階で、ビニールに入れてから電子レンジで加熱して染料を定着させるのですが、工房には電子レンジがありません。なので、蒸し器に入れて加熱することにしました。が、これが悪かったようです。蒸し上がった布を広げてみると、まったくイメージしなかったものになっていました。
本来は、こんなのをイメージしていました。
我ながら「ぜんぜん、ちゃうやん!?」と凹んでいます。
この大失敗の原因は、やはり蒸したことと、実はタイプの違う染料を使ったことにあるようです。熱によって染まりつく染料と、そうでない染料があったのですが「熱をかけたほうが、より定着するだろう」と考えたのですが、そうではありまでした。
緑の染料が低温でも染まるものなのですが、ご覧のとおり、すっかり消えています。色と色が接する部分がハッキリしないのも、蒸したときの水蒸気によって染料が流れ出たのだと思います。そのとき、緑は完全に流れてしまったというわけです。
やっぱり、思いつきで作るのはダメ!!。反省です。もちろん、この技法は再挑戦します!! また、失敗作も、これはこれで面白いので、何か違った表現方法を考えてみるとします。さて、どうなるか!? うまくいけば、また報告します!!