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天然染料へのこだわり。

workshop ひとつ屋 + Cafe のコンセプトは、 『 “ひとつ一つ” と “ひとり一人” を大切に、天然素材にこだわった物づくり 』 なのですが、正直のところ 『 天然素材にこだわった 』 の部分に限界を感じることがあります。

というのも、今、来月のグループ展に向けて「月と太陽」をテーマにした作品を作っているのですが、そのイメージはできても、それを天然染料だけで表現するのが至難の業です。

色数や発色にしても、図柄を表現する技法にしても、化学染料に比べて天然染料では圧倒的にその幅が狭くなります。植物染料と天然顔料(ベンガラや泥など)を併用したり、絞り染めの多色化に挑戦したりはしていますが、そもそも表現しにくい色や併用できない技法があるので、それらを避けたものとなります。手間も時間も、コストも、化学染料に比べて随分と要する天然染料。そのうえ何度も失敗すると、もう化学染料で染めてしまおうかなぁ~と、心がぶれることがあります。


それでも上の写真は 天然のみの表現なんですよ!

桜で染めた薄い桃色の地に、天然顔料(ベンガラ)を型染めしています。異なった天然素材の暖色系を組み合わせて『早春』を表現したものなのですが、上記の愚痴とは逆に“化学染料には出せない天然染料(顔料)ならではの優しい色合いと雰囲気”があります。ほんとッ!! 美しいさ感じます。やぱり【ひとつ屋】では天然素材にこだわりをもって作品づくりをしていきます!

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