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河内木綿ーーひとつ屋コットンの始まり

先日、大阪市に隣接する八尾(やお)市にある『八尾市立歴史民俗資料館』へ行ってきました。というのも、この地は〝河内木綿(かわちもめん)〟の産地で、僕は以前から大変興味があり、【ひとつ屋染織農園】でも、ぜひ!! 栽培したい!! と思っていました。で、その種を無料でいただけると聞き、早速に訪ねた次第です。

▼ 河内木綿の種です。
河内木綿ーーひとつ屋コットンの始まり

河内(大阪府東部)は真岡(栃木県真岡市)や三河(愛知県東部)とならぶ和綿の産地だったそうです。以前から綿を栽培してみたいと思っており、せっかくなら自分の暮す地域にいわれのある河内木綿にしよう!! と、その種をいただきに来ました。

▼ 河内木綿のコットンボールです。
河内木綿ーーひとつ屋コットンの始まり

繊維が細い真岡木綿や三河木綿に比べ、繊維が太い河内木綿は、着物(衣服)にするのは不向きだったようですが、逆にとても丈夫で耐久性に優れていたので暖簾や風呂敷、油単(ゆたん)、幟などに用いられたそうです。しかし、河内木綿は繊維が特に短いので機械紡績ができず、大量生産・大量消費の時代のなかで次第に姿を消していったそうです。

▼ 今も糸車で手紡ぎします。
河内木綿ーーひとつ屋コットンの始まり

訪れた八尾市立歴史民俗資料館では、そんな河内木綿の保存活動が行われており、その歴史はもちろんのこと、綿の栽培方法から収穫して糸にするまでのことをとても丁寧に教えていただきました。

▼ 手紡ぎした河内木綿の糸
河内木綿ーーひとつ屋コットンの始まり

種まきをするのは八十八夜のころ。今から栽培するのが楽しみです。まだまだ小さな畑ですが、いよいよ【ひとつ屋コットン】が始まります!

1件のコメント

  1. ピンバック:河内木綿 栽培日記 畑づくり – ひとつ屋

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