手作り感の素朴な絹織物が大好きなのですが、高価で私には手が出ません――。そこで、自分で作ることにしました。その手順は、以下のとおりです。
① 繭を入手する。② 繭を煮る。③ 似た繭で角真綿を作る。④ 角真綿から糸を紡ぐ。⑤ 紡いだ糸を染める。⑥ 染めた糸を織る。
と、作業工程の想像はつくのですが、さすがに経験はありません。なので、少しでも体験(ワークショップ)させてくれる所をインターネットで検索したのですが、その多くが関東だったり、日程が合わなかったりで断念しました。仕方なく何もかもが独学でスタートすることにします。
← まずは繭を入手しました。
↓次に、真綿をかけるための道具作りです。数時間かけて完成しました。
↓道具ができたので、早速!繭を煮て引き延ばして角真綿にします。
と、ブログにすれば、この程度の話なんですが、ここまでくるだけで数日。しかも、自分がメージしていたような角真綿にはなりません――。
そりゃそうですよね!
「糸取り一年、真綿三年」といわるくらいで、各真綿がかけれるようになるには3年ほどかかるそうです。そして、綿から糸に紡げるようになるには、さらに数年はかかるそうです――。
考えてみれば、私が思うような絹の布が高価なのは当たり前です。
でも、千里の道も一歩から!!
僕が思う “かつて農家で紡がれていた、素朴で温かみがあり、それでいて何ともいえない品のある” そんな絹ができるまで頑張ります!