前回の『DIY リノベーション「和室①」オイルステイン』に引き続き、2階和室の改装作業中です。前回までに、かつての雨漏りや経年によるシミやキズを目立たなくするために木部にオイルステインを塗りました。
今回からの作業は、土壁の補修です。ちなみに、この部屋の「聚楽壁(じゅらくかべ)」や「京壁(きょうかべ)」といわれる伝統的な日本建築に用いられる代表的な塗り壁の一種。豊臣秀吉が京都に造営した邸宅「聚楽第(じゅらくだい)」の付近の使われたことから、これらの名がついたそうです。本来、茶室などにも使われる落ち着いた雰囲気の土壁なのですが、最近ではこの壁をプリントした壁紙もあります。
土壁の一種なので、湿気を吸ったり吐いたりするうえに火性にも優れているので、まさに日本の気候風土や生活環境に育まれた壁なのですが、土の塗り壁ゆえに、模様替えの際に家具などをぶつけてしまうと、すぐにキズがついてしまいます。この和室でも、何カ所も下の写真のような状態だったので補修を試みてみました。
早速、ホームセンターで、こんなものを購入しました。
これを水で練ってから欠落した部分に塗ります。
この部屋の壁の色に合わせて壁土を買ったつもりなので、欠損部分だけを修理するば、和室のリフォーム終了するはずだったのですが、なかなかうまく塗ることができませんでした。とりあえず、欠損部を埋めた埋めただけで精いっぱいの状態です。ザラザラとした聚楽壁の肌に新しい壁土をなじませるのが難しかったです。
上の写真のような状態で穴埋め作業は終了するとします。これ以上やると、ひどい状態になりような気がするので—。しかも色を合わせたつもりが、ご覧のとおり! まったく違ったふうに見えます。しかし! しかし、DIYリノベーションなりの秘策があるので、次回以降を楽しみにしていてください。
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