数日前のブログに書いたとおり、ひとつ屋は今月でスタートから10周年を迎えました。月並みな言葉ですが、受講生さんをはじめ、ひとつ屋の運営を助けてくださる内外のスタッフさん、友人・知人、そして家族—。ひとつ屋を諦めることなく、10周年を迎えられたことに心より感謝を申し上げます。
そこで、今秋には10周年を記念するイベントを開催しようかと思ってはいるのですが、その内容はまだ未定です。ただ、リアルショップの雰囲気を変えたり、ワークショップの内容を今まで以上に充実させたいと考えています。
そんな準備も、以前なら “ちょちょいのちょい” でできたのですが、この歳になると忘れ事も多く、そうはいきません! 考えてみれば、ひとつ屋を始めたころ、ふつうのサラリーマンだった私は、仕事を終えてから、その足で ひとつ屋に向かい、セルフノベーションでの改装から、日々の作品づくり、さらにはホームページの制作に至るまでを自分でこなし、周囲の人からは、そのスケジューリングのよさから “平成の段取り王” と呼ばれました(ちなみに、これは “昭和の爆笑王” と呼ばれた故・初代林家三平さんのパロディーです)。
そんな “平成の段取り王” も、寄る年波には勝てず、次第にスケジューリングが思うように進まなくなりました――😥 あれをすれば、これを忘れる。これを始めれば、あれがおろそかになる――の繰り返しで “三歩進んで二歩下がる” というより、 “三歩進んで三歩下がる” の一進一退の状態――😱
最近は、イライラせずに! まずは目の前のことをかたずけるという作戦に変更しました。体力もなくなり、疲れやすくもなったので、以前のように、あれもこれもチャチャッと一気に済ませるということが、とても無理になりましたから――😭。
そこで今のうちから、秋のイベントに向けて、実店舗の模様替えを始めました。「え~ッ!? 梅雨が始まったばかりなのに、秋のイベントの準備ですかッ!?」と思われるかもしれませんが、かつての “平成の段取り王” も ここまで落ちぶれたというわけですよ。
さぁ~て、今からボチボチと10周年の準備を始めるとします。大阪・阿倍野の【ひとつ屋】には、工房のほかにとても小さなショップのためのスペースがあります。おかげ様で最近は受講生さんも増え、しかも作品レベルが上がっているので、今の工房スペースでは手狭になり、どうしてもショップ側に作業スペースを広げる必要に迫られていました。そこで「展示しているアイテム点数は減らすことなく、新たに作業テーブルも増やす!」という矛盾を両立させることを目標に、あ~でもない、こ~でもない!と、パズルのような模様替えをしました。
模様替え
大阪・阿倍野の【ひとつ屋】には、工房のほかにとても小さなショップ・スペースがあります。おかげ様で最近は受講瀬さんも増え、しかも作品レベルが上がっているので、今の工房スペースでは手狭になり、どうしてもショップ側に作業スペースを広げる必要に迫れていました。そこで「商品棚を減らすことなく、新たに作業テーブルを増やす!」を目標に、あーでもない、こーでもない!と、パズルのような模様替えをしました。
▼ 模様替え前は、こんな状態でした。
これらの什器の配置を変え、さらに作業台を置くスペースを確保しなければなりません。
▼ まずはレジカウンターを正面の奥に移動しました。
▼次に、2階にあった作業テーブルを、少し小さくするためにDIYで ぶった切りました!
▼ そして、作業テーブルを1階のショップ へ。少し小さくなって、もともとレジのあったスペースに収めました。
こうして無事に大まかな模様替えは終了です。これからは、値札やポップ、製品の説明書きを丁寧に作っていきたいと思っています。
このブログでも何度か触れていますが、この10年にはコロナのパンデミックがあり、ひとつ屋も1年以上の休業を余儀なくされました。その後は準備不十分のままの再開だったので、自分のなかでも納得できていないところがたくさんあります。そんな消化不良な部分を改善しながら、秋の10周年のイベントの準備を進めていこうと思います。ぜひ!徐々に生まれ変わっていく ひとつ屋を楽しみにしていてください!