今年も「緑綿(りょくめん)」は、順調に育ち、たくさんの実をつけてくれました。けれども、中にはぽっかりと穴のあいた実も—。
※ ひとつ屋での「緑綿栽培」については、以前のブログ『緑綿(りょくめん)製品の開発』をご覧ください。

調べてみると、これは “ボールワーム” という虫の仕業でした。ちなみに、ボールワームとは、綿の実(ボール)の中に入り込んで、種や綿の部分を食べてしまう小さな幼虫のこと。名前のとおり “綿のボールに入る虫” という意味です。
幸い、被害は一部の実だけでしたが、中を開けてみるとグチャグチャの茶褐色で、やはりショックでした。

それでも、これも自然と向き合っているからこその経験。来年は、虫が近づかないように天然素材の「忌避剤」を使ってみようと思います。ハーブ系や木酢液など、植物にやさしい方法を試して、できるだけ自然なかたちで守ってあげたいです。
悔しさの中にも学びがありました。自然と共に育てる楽しさと難しさを、またひとつ感じた秋の一日でした。