本日の作業するは 、この場所です。
厨房を貫くように作られた排水溝です。ここは洋食グリル屋さんの厨房だったので、油汚れを水でジャブジャブと洗い流すには便利な排水溝なのですが、僕には必要なさそうです。それどころか、グレーチングに溝蓋(みぞぶた)のうえ、その先端が下の写真のように会所枡(集水枡)になっているので、夏になると下水の臭いが室内に充満するんです。しかも、ゴッキ~の温床にもなっています。
そこで、これらを一挙に解決するために、この溝を埋めることにしました。といっても、この溝には今も排水溝としての役目もあるので、ただ埋めてしまうわけにはいきません。なので、下水管となるパイプを通してから埋めることにしました。
それでも問題になるのが、この箇所です。
別の場所からの排水が、この溝へと流されているのですが、ご覧のとおり、溝の壁とピッタリにパイプが切られているので、新たにパイプを繋ぐことができません。
そこで考えたのが、こんなボトルを――
こんなふうに切って――
つなげて、こんなものを作りました。
これをパイプにつなげて、切断されていたパイプに繋がるようにセットしてモルタル(セメント)で固定してしまいます。こうすれば、このジョウゴのような部分を通って排水がパイプへと流れてくれるはずです。
切断されたパイプにつながるようにして――
モルタル(セメント)で固定し――
完全に埋めてしまいます。
この状態で、しばしモルタル(セメント)が完全に乾くまで待つとします。その後の予定は、せっかくなので今までどおりに厨房が水でジャブジャブ洗えるように排水口となるトラップを取り付けて、溝全体を生めてしまいます。そのときに役立つのが、前回のブログで書いた、分けておいた砂と小石(砂利)です。さぁ、うまくいきますやら!? 次回は、この排水管工事の完了です。