この『栽培絵日記』のコーナーでは、栽培絵日記の【ひとつ屋染織農園】での栽培記録を絵日記風に写真と短いコメントで紹介しています。
春から初夏にかけては野良仕事に忙しい。というのも、次から次へとタネをまいたり、苗を植えたり—と、本当に休む間がない。そのうえ、発芽したばかりの芽や定植したばかりの苗は弱々しく、日々の管理が欠かせない。それらも梅雨に入ると、ひと雨ごとに成長し、まずは少し安堵できる。これからは陽と雨が、ひとつ屋染織農園の植物を育ててくれる。
とはいえ、これからも草刈りや施肥、敵芯(剪定)など、さまざまな作業が続く。今日はそれらの作業を済ませてから、少し余裕ができたので、以前から気になっていた納屋の整理をし、その一部を木や竹の加工ができるスペースにしたいと考えている。
▼ 少し空いたスペースにマリーゴールドを植えた。マリーゴールドはとてもよい染料になるので、今年、ひとつ屋染織農園ではその栽培に注力している。
▼ オクラの花だ咲いた。さすが! 綿とオクラは同じ仲間なので、花がとても似ている。ちなみに、下の写真が綿(ワタ)の花である。
▼ 綿(ワタ)の花。
▼ ドクダミの花も咲いている。日本の染め物では、この花をデザイン化したものがよく見られる。
▼ 紅花。今年は栽培面積が狭く、場所もよくないので日々の収量が少ない。来年は一気に栽培面積を増やし「紅花餅(染料)」に加工し、製品化することを目指したい。
▼ 野良仕事に忙しいと、どうしても納屋が雑然となってしまう。農具や肥料の置き場を整理し、木や竹の加工ができるスペースを確保したいと考えている。
とにかく! 脳ミソをフル回転させ、ド素人が染料農園経営に立ち向かっている。実は、今年、苗を作る土の選定に失敗し、その生育が例年になく遅れた。5月~6月にかけては、その挽回に必死だったが、なんとか軌道修正ができたようだ。
しかし、今年も異常な猛暑とか。豪雨や台風にも怯えながらの経営が続きます。応援のほど、よろしくお願い申し上げます!