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栽培絵日記/24年10月2日(水)晴【紅花と亜麻での試み】

この『栽培絵日記』のコーナーでは、栽培絵日記の【ひとつ屋染織農園】での栽培記録を絵日記風に写真と短いコメントで紹介しています。


今年、春まだ浅い3月18日に紅花と亜麻のタネを播いたことを『紅花と亜麻のタネをまく』と題したブログで紹介しました。その折に「どちらも試験的な栽培である。特に、亜麻は初めての試みなので成果が不安である」と書きましたが、その懸念は的中!  どちらも涼しい気候を好む植物らしく、夏の到来とともに元気を失い、そのうちに枯れてしまいました。

とにかく、近年の夏の暑さは異常です。紅花や亜麻だけでなく、あらゆる作物が猛暑にやられてしまいます。冬になっても、大阪では熱帯の植物が屋外で冬越ししてしまうほど。しかし、寒冷な気候を好む植物にとっては、過酷な環境となってしまいました。

そこで発想を転換して、それらを冬に栽培してみようと思いました。本来、寒冷な土地では春に栽培を始める植物たちを、温暖化した冬に栽培してみようというもの。つまりは “寒冷な土地の春 = 温暖化した冬” としてしまうという試みです。たして、どうなることでしょうか—?

早速! 畑の整備から始めます。


▼ 先日まで陸稲(おかぼ)を栽培していた畑では紅花を栽培する予定です。

▼ まずは耕運機で畑を耕します。

▼ その後は人力で畝を立てていきます。


「さぁ! いよいよタネを播きます」といいたいところなのですが、今日も伊賀(三重県)は30℃を超える真夏日。今 まけばタネが腐るか、生長が早まって、やはり暑さに負けるのではないかと考え、播種はもう少し待つことにしました。

近所の農家さんいわく「今までどおりのやり方ではダメ。いろいろ様子を見たり、考えたりする必要がある」とのこと。ひとつ屋染織農園でも試行錯誤の栽培をするつもりです。今後の報告を楽しみにしていてください。

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