この『栽培絵日記』のコーナーでは、栽培絵日記の【ひとつ屋染織農園】での栽培記録を絵日記風に写真と短いコメントで紹介しています。
いよいよ春かと思えば、冬の寒さが続いたり—と、寒暖差の激しい今日この頃ですが、冬枯れの畑にスミレやシロツメクサがぽつりぽつりと花を咲かせ、爛漫の春が近いことを教えてくれています。
▼ 春の訪れを告げている植物たち。
気温の高い日が続くと、昨年の秋にタネをまいた亜麻(【紅花と亜麻のタネまき】)が急に背丈を伸ばします。ちなみに『亜麻色の髪の乙女』で歌われているように、亜麻は美しい光沢をもつ繊維「リネン麻」の原料です。ひとつ屋では綿と同様に、これで製品を作りたくて、昨年の春から試行錯誤を続けており、ようやく収穫に辿り着けそうな予感がしています。
▼ 春の陽に輝く亜麻畑。
▼ 今から収獲がとても楽しみです。
亜麻と同様に、製品化に力を入れているのが紅花です。しかし、昨年の春に植えたものは夏の暑さにやられ、それならば!と秋にタネをまいてみたのですが、今度は冬の寒さにやられて壊滅してしまいました。そして、リベンジ!とばかり、いろいろ考えながら、もう一度だけ春にタネをまいてみることにしました。さぁ、どうなりますやら!? 楽しみにしていてください!
▼ 壊滅した紅花。
▼ 三度目の正直とばかりに、紅花のタネをまきました。今度こそ収穫に辿り着きたいものです。