今日は「祇園祭」です! といっても、山鉾巡行のある、あの京都の大祭ではなく、わが村の小さな小さな「祇園祭」です。それでも、京都と同じ「素戔嗚尊(スサノオノミコト)」をお祀りする由緒正しい祭礼。今日は早朝から村の草刈りをし、午後からは奉納する花飾りを作って神社での神事、さらに! 夜は慰労会でした――。
昔は多くの子供たちが参加する 大切な年中行事だったそうですが、過疎と高齢化で次第に規模が小さくなり、奉納する花飾りも簡素化されたようです。それでも、都会に生まれ育った “移住組” の私には、どれもが新鮮で、まるで “民俗学者” にでもなったような気分で眺めていました。
全国各地では、すでに完全に失われた神事がたくさんあるのでしょう。歴史が消え、記憶が消え、そして人の営みが消えてしまうのは、とても残念なこと。何かの縁で、ここに暮らすことになったので、私にできることはやっていきたいと思っています。