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放棄耕作地に藍を植え付ける(後編)

前回のブログ『放棄耕作地に藍を植え付ける(前編)』の後編です。五月晴れが続いた先日、藍を栽培するための畑の整備をしました。そこは昨年から徐々に整備してきた“放棄耕作地”です。ついに!藍畑として復活しました!!


▼ 放棄耕作地を畑に戻すのは、想像していたよりも非常に大変なことでした(詳しくは『放棄耕作地の再生と工芸作物の栽培』をご覧ください)。特に、1年目は手間も時間もかかります。

昨年 再生できなかった部分も以前から徐々に耕していたので、今回は耕運機で一気に済ませると思っていました。ところが、長年にわたって放棄されていた土は、笹や雑草の根が深く絡み合い、小型の耕運機では歯が立ちません。なので、やはり手作業で丁寧に根を取り除くことになりました。

▼ 手作業で雑草の根を取り除いた後は耕運機を使って耕し、整地しました。

晴天なり!

▼ いよいよ藍の苗の定植です。藍の苗は『令和5年度 野良仕事開始!』で紹介したものです。早春のころにまいたタネが、育苗箱いっぱいの大きな苗になりました。これを畑に定植していきます。

▼ ちなみに、藍の育て方の詳細は、ひとつ屋のYouTube (https://www.youtube.com/watch?v=xf65k0gdz58)をご覧ください。

▼ 60cmの間隔を空けて、ひとつ一つの株(5~6本の苗)を丁寧に畑に植え付けていきます。


こうして、耕作放棄地は藍畑として再生しました。明日は雨の予報。なんと グッドタイミング! 豊作を予感させてくれる雨です!!

▼ Before
放棄耕作地の再生と工芸作物の栽培

▼ After


わずかな面積の放棄耕作地を畑に再生するのに、実に3年の時間を要しました。何もかもが “初めてのこと” で、時間と手間、そして体力を無駄に使ったような気がします。でも、その分 コツみたいなものをつかむことができました。

来年は、さらに面積を増やそうと ⇓ の耕作地をお借りする予定です。今のところ、麻布を織るための亜麻や苧麻の栽培にチャレンジしたいと考えています。これからの ひとつ屋を楽しみにしていてください!


※今年も「藍の生葉染め」のワークショップを開催する予定です。詳しい内容はLINE公式アカウントでお知らせいたします。ご興味のある方は、ホームページより、ぜひ!ご登録ください。

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