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100リットルの大鍋|染色用の竈づくり② レンガ積み開始

前回のブログ『100リットルの大鍋を使う染色用の竈(かまど)づくり①』に続き、大鍋を使うための竈(かまど)づくりの話題です。

大きな鍋を置き、たくさんの染液を入れ、その下で薪を燃やす。考えてみれば、なかなか大掛かりな染色設備です。土台ができたところで、いよいよその上に天板を置き、竈らしい形を作っていく作業が始まりました。

▼ 土台の上に天板を置き、位置と水平を確認します。

今回の竈は、大きな鍋を載せるだけではありません。その重さをしっかり受け止めながら、火を焚く場所をつくり、長く染色作業に使えるものにしなければなりません。

天板を据えると、それまでブロックだけだった土台が、一気に「これから竈になる場所」に見えてきました。作業では、レーザーや水平器を使いながら、高さや水平を細かく確認していきます。

僕なら「だいたいこの辺かな」と進めてしまいそうなところですが、こういうところを見ると、やはりプロの仕事は違います。ほんの少しの傾きやずれも、この先レンガを積み、大きな鍋を載せることを考えれば、そのままにはできません。

▼ 天板の上に、最初のレンガを並べ始めました。

位置が決まると、いよいよレンガ積みです。赤いレンガが一つ、また一つと並び始めました。まだこの段階では、「竈ができた!」という姿ではありません。

けれども、レンガが並び始めると、どこに火が入り、どこに鍋が載るのか、少しずつ形が想像できるようになってきます。前回までは、頭の中で思い描いていた100リットルの大鍋用の竈。それが、実際の大きさを持った物として、目の前に立ち上がり始めました。

▼ レンガが積み上がり、竈の輪郭が見えてきました。

さらにレンガが積まれていくと、天板の上に四角い輪郭が現れてきます。写真を撮りながら眺めているだけでも、少しずつ姿が変わっていくのが面白い。

「ここに、あの100リットルの大鍋が載るのか⋯」そう思うと、なかなかの迫力です。

時計型薪ストーブを置いたことから始まった、ひとつ屋の新しい火場づくり。暖を取り、湯を沸かし、染料を煮出し、布を染める――。ひとつの火を、できるだけ無駄なく仕事につなげていきたいという思いが、少しずつ形になってきました。薪などの木質バイオマスを熱として生かす利用については、林野庁でも「木質バイオマスはどのように使われているのか」で紹介されています。

とはいえ、竈づくりはまだ途中です。レンガが積み上がったこの先、100リットルの大鍋をどのように受け止め、火をどのように回す竈になっていくのか。

僕自身、完成した姿を楽しみにしています。さて、この大きな竈は、ここからどんな姿になっていきますやら。

「100リットルの大鍋を使う染色用の竈づくり③」へ続きます。