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一喜一憂

梅雨の前の一瞬(ひととき)—。


柿の花が咲いている。

茱萸(グミ)が実っている。

そして、桑の実がたくさん実っている。


こうして植物とかかわりながら暮らしていると、いつも思うことがある――。隣人との些細な揉め事があった日も、人類史に残るパンデミックや戦争が起こったときも、植物たちは淡々とその営みを変えることなく続けている。至極、当たり前のことなのだろうが、その姿を見ていると、日々 “一喜一憂” している自分を恥ずかしく思う。

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