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タマネギ染め(チタン媒染)

キッチンでも染めることができる代表的な染材といえば、なんといっても“タマネギの皮”です。少しネット検索しても、たくさんのページがピックアップされますが、その多くがミョウバンを使った媒染で、鮮やかな黄色に発色させる方法が紹介されています。以前、ひとつ屋でも 『タマネギの皮での染め方』 と題して、その染め方を詳しく紹介しましたが、そこでもミョウバンで媒染し、黄色く発色させる基本的な方法を掲載しています。


タマネギの皮を煮出した茶色い染料で布を染めても、ミョウバンで媒染すると黄色く発色します。

不思議ですね。でも、色の変化こそが草木染の醍醐味のひとつなのです。しかし、ときに媒染する前の色がとてもいい色で、このままの色に仕上げたいなと思うことがあります。タマネギの染料で染めてみても、落ち着いたレンガ色になるので、このままの色がいいなとよく感じます。
そこで、今回はミョウバンではなく「チタン」を使って媒染し、この美しいレンガ色をとどめてみることにしましょう!


タマネギ染め(チタン媒染)


▼ タマネギの皮で染めるときは、ミョウバンときと同様です。

▼ 媒染をする場合のみ、ミョウバンではなくチタンを用います。

すると、染料のなかにあったとおりの色を留めることができます。当たり前といえば、当たり前のことなんですが“黄色味がかったレンガ色”、つまりは“タマネギの皮の色”がそのまま残るのも、不思議といえば不思議なことです。


▼すすいだ後に乾燥させたものです。


お知らせ


草木染工房 ひとつ屋では『草木染 1日体験教室』を開催しています。このページで紹介した方法のほかに、下の写真のようにオリーブ色やオレンジ色、カーキ色に染める技法を紹介しています。
詳しくは『草木染 1日体験教室』のページをご覧ください。
ひとつ屋の実店舗では、チタンのほかに、アルミや銅、鉄などの媒染液も販売しております。

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