また一つ、大きな壁を越えることができました。
ついに!! 100%オリジナルTシャツが完成しました。といっても、まだまだ試作の段階で、納得できていない部分がいっぱいあります。それでも、かなりテンションが上がっています。
というのも、本当の意味で「自由にTシャツをデザインできる」ようになったからです。これまでは市販のTシャツを買って染めていたのですが、それでは使えるTシャツの選択肢が狭く、サイズや色数は増やせても、スタイル(フォルム)が限られていました。メンズ、レディースはもちろん、細身のもの、ゆったりしたもの、丈の長いもの、短いもの⋯というような変化をつけることができませんでした。特に、上の写真のような「ラグラン袖のTシャツ」は「絶対に無理ッ!!」という状態でした。
インターネットで「Tシャツ」と検索すれば、星の数ほどの検索結果が表示されますが、草木染に使うものは、「ただのTシャツではダメ」なんです。素材は、もちろん「天然素材100%」で、しかも!! 縫製糸まで綿(コットン)か絹100%でなければいけません。そうでなければ、糸だけが染め残ってしまうんです。さらに、型染をする場合には、生地の編み方にも条件が出てきます。
この条件を満たす「後染め用Tシャツ」もあるにはあるのですが、やはりスタイルの種類が少なく、おまけに高価です。染めるときに熱い染液に浸すため、縫製済みのTシャツでは首周りが伸びてしまうという難点もあります。いろんなメーカーの「綿(コットン)100%&綿糸縫製Tシャツ」で染色実験をしたり、さらに自分の思うようにリメイクしたりもしましたが、時間ばかりがかかり、納得できるものにはなりませんでした。
そんな僕を見ていた洋裁教室の先生が、「最初から自分で縫いなさい。手慣れれば、Tシャツくらい1時間で縫えます」とおっしゃいました。そして、「教えてあげます!!」と言ってくださり、手取り足取り――僕だけの「特別授業」が始まりました。そして、ついに!! 縫製上は「販売できるほどのTシャツ」を作れるまでに至りました。
染めから縫製まで「100%ひとつ屋オリジナルTシャツ」です!!
まだまだデザインはイマイチですが、すっごく手ごたえがありました!! Tシャツには伸縮性のあるニット(メリヤス)生地を使うため、普通の洋裁とは違った独特の縫製技術が必要です。今回は「型紙作り」から「裁断」、さらに「縫製」まで3時間もかかってしまいましたが、慣れれば1時間も夢ではありません。
そして、その授業の帰り道に、「ついに!! ここまできたか!!」と少し感動しました。縫製を本格的に勉強し始めて、3年以上が過ぎました。最初はミシンに糸をかけることすらできなかったのに、今ではワイシャツくらいなら縫えるようになりました。そして、今回のTシャツのことで夢が膨らむと同時に、表現の幅が広がったことで、「さらに染色技術やデザイン性のレベルを上げなければ!!」と、今はドキドキ&ワクワクしています。