ひとつ屋で取り扱う植物染料は、生薬として販売されているものであったり、専用の農園【ひとつ屋染織農園】で自家栽培したものであったりと、より安心・安全にお使いいただけるよう努めております。これらの草木染植物(植物染料)は、実店舗および 各web shop でお求めください。
※ なお、あくまで “染料” であり、生薬や化粧品、食品(飲食用)として許可を得たものではありませんので、染料以外でのご利用は自己責任でお願いしております。
植物染料【ハ行】
ビワ(枇杷)の原産は、中国南西部で日本には古代に移入されたと考えられています。現在では九州から四国に自生し、温暖な地域では果樹として栽培されています。昔から実を果物として食すばかりでなく、葉は枇杷葉(びわよう)、種子は枇杷核(びわかく)と呼ばれ、生薬(漢方薬)としても利用されてきました。さまざまな効能が、江戸時代には民間療薬として親しまれ、庭木としても植えられるようになりました。ビワの葉を煮出した染料で染めると、あの実を想像させてくれる優しい色に染まります。