秋から来年の春にかけて、さまざまな展覧会がめじろおしなんです。学生時代の先輩たちと一緒に開催するグループ展に始まり、その後は染色学校で、さらには縫製学校で—と。
その間に店の改装をしなければなりません。もちろん、その間にも二つの学校に通いながらです。本当に大変。時間がありません。
それらをすべてやり遂げて、来春には ひとつ屋 のリアル店舗 無事オープン!! といいたいところですが、そのプロセスを考えると、いささか疑問――? とはいえ、せっかくのお話は参加させていただきたいものばかりだし、なんとか店もオープンさせたいッ!! と、いろんなことを考えていると煮詰まってきたので、気分転換したいなぁ~と急に思い立って、作業を終えた工房を飛び出して魚釣に行くことにしました。
うひゃ~、ええねぇ~、夕暮れの海ッ!!
わたる風が最高です。
でも、ここは工房から自宅までの道を少しばかり遠回りすれば行ける“都会の海”なんです。かつて高度成長時代には、魚釣りはおろか、近寄ることさえはばかられた“死の海”だったのですが、格段に水質が改善した今は、釣った魚を食べることもできます。
▼ さぁ~て、晩メシでも釣るとするかッ!! と、糸をたらして30分ほどで、こんなに釣れました。
▼ まぁ、まぁの収獲。その後も釣に夢中になっていると、すっかり、あたりは真っ暗です。
さすが、周囲を工場と高速道路に囲まれた都会の海――。陽が落ちると、幻想的な夜景を映し出してくれます。な~んて見とれていると、お~ッ!! もう帰らないといけない時間です。果たして気分転換はできたのか!? ちょっと不明ですが、とにかく!! 来春までにやらねばならないことがいっぱいなのですから、頑張るほかありませんね。煮詰まれば、また都会に海に癒されに来るとします。