藍染に用いられる植物は、インド藍や琉球藍、大青(たいせい)など、世界各地にあります。そのなかでも、日本では古くから「蓼藍(たであい)」が使われてきました。蓼藍はタデ科イヌタデ属の一年生植物で、古くから中国の東部から朝鮮半島、さらには日本の本州や四国・九州で栽培されてきました。今も徳島県の阿波藍(あわあい)が有名です。
その栽培は比較的簡単で、種(タネ)から育てる場合には水はけのよい土に種をまき、5月の連休ごろに肥沃な土壌に定植するとよいでしょう。植木鉢やプランターでも同様に栽培できます。定植後は土が乾いたらたっぷりと水を与え、月に1度くらいのペースで固形肥料を施します。
収穫するのは7月の上旬で、地表から10cmくらいのところを茎ごとハサミやカマで刈り取ります。その後、再び伸びたものを9月の中旬ごろに収穫することができます。
収獲した茎葉のうち、染料となるのは葉で 「生葉染め」「乾燥藍葉染め」さらには「沈殿藍(泥藍)」にして藍染めを楽しむことができます。ぜひ!チャレンジしてみてください。
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タデアイ(蓼藍)について
・分類/タデ科イヌタデ属(一年生植物)
・原産地/中国南部から東南アジア地域
・開花期/8月~10月ごろ。花の色は赤(紫)または白
※ 栽培面積の目安は、種 10g で約1坪約3.3m2(平米)です。
※ この種は、ひとつ屋染料農園で無農薬・有機肥料で栽培した藍から収穫したものですが、発芽率などを保障するものではありません。なお、今春には播種してください。
参考ページ
▼ 藍(タデアイ)の種
▼ ひとつ屋染織農園で栽培している藍