もう随分と昔、若いころにタイ王国で働いていたことがあります。バンコクとチェンマイの間を行ったり来たりの仕事だったのですが、その分、二つの街にたくさんの友達ができ、よい思い出をつくることができました。タイを離れることになったとき、そんな思い出の記念になればと思い、買ったのがこのチーク材のレリーフ(木彫)でした。ところが、ご覧のとおり、たびたびの引っ越しで、フレームの部分が折れてしまってい、長らく倉庫にしまったままになっていました。
そこで、今回、せっかくのものなので、ワークショップのディスプレーに使おうを思い、修理することにしました。まずは、残ったフレームを切り取って、レリーフのみにしました。ところが、上の写真のように、フレームを切り取った部分が角ばってしまってしまったので、ここにヤスリをかけて、自然な感じにしました。
各部で、この作業を繰り返し、丸一日をかけてレリーフを修理しました。これを壁に取り付けて完成です。
とても素敵です。特に、壁に映る影が、いい感じです。やっと、このレリーフも日の目を見ました。