ひとつ屋の改装工事をDIYでやっています。本格的な工事となって、すでに2ヶ月――。連日、ホコリまみれの作業が続いていますが、こればかりやっているのではないんですよ。作業の合間をみては、染色作品も作っています。
というのも、この秋に知人数人とで開催した展覧会をはじめ、染色の学校、縫製の教室、さらにはレザークラフトの教室と、次々に出展の依頼をいただき、いろんな場所で自分の作品を展示させていただける機会に恵まれました。そんななか、僕の作る拙い品にもかかわらず、いくつかの注文をいただきました。
当初は、お受けできるような状態でないので――と、お断りさせていただこうと思っていたのですが、せっかく気に入ってご依頼いただけるのだからと、引き受けさせていただくことにしました。
▼ その一つ、Tシャツ。そこに施す型染めの型が、ようやく彫り上がりました。
「丸きり」と呼ばれる道具で、渦巻く雲の柄を掘りぬいたものです。一つの穴は直径約1mm。鉛筆の先ほどの大きさの穴を何千、何万と開けて、雲の柄を作っていきます。
▼ いや~ッ!! これは大変でした。彫るだけで2週間は要しました。
▼ ほかにも、革を染めて繋ぎ合わせたカバンの制作もやっています。
どちらもクリスマスまでには仕上げればなりません。ほんとッ!! 毎日毎日 “つくって、作って、造って、創って!” の状態です。いろんなことがあって、一時は“つくることをやめよう”と思ったこともありましたが、この歳になって、こうして創っていられることに、本当に心から嬉しく思います。