先日、息子が 六甲山牧場 へ行くというので、頼み込んで “羊の原毛” を買ってきてもらいました。羊の原毛!?って感じでしょ!? モコモコの羊がバリカンで毛を刈られ、すっかり変わり果てた姿になった――というようなシーンをテレビで見たことがありませんか!? あの刈ったままの状態の羊の毛が 原毛 。刈ったままの状態なので「汚毛」 ともいいます。ときには こんなもの💩もついてます。でも、僕は全く気になりません。
▼ 刈ったばかりの羊の原毛です。
以前から大量生産された毛糸は “ きれいすぎて、織っていても面白味がない!! ” なんて偉そうなことを感じていました。なので、糸を紡ぐための糸車( 『 古い糸車で紡ぐ』 )を購入して糸紡ぎを練習しています。家族からは「羊の毛から始めるの!? これじゃ、いつか羊を飼うところから始めそう!」 っていわれています😅
なんともでもおっしゃいッ!! さぁ、原毛を洗うゾ!!
とはいえ、刈ったばかりの羊の毛から糸を作るのは初めて。図書館やインターネットで、いろんなものを読み比べてみると、微妙に書いてあることが異なります。そこで、何冊かの本の内容をミックスして洗ってみることにしました。
▼ まずは、大きな容器に湯をはり原毛を浸けて泥汚れを落とします。次に、モノゲン(洗剤)を入れて洗います。
▼ その後、何度かすすいで乾燥させると、最初、こんな状態だった原毛がとてもきれになります。
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これをハンドカーディング して糸車で紡いで糸にします。そのことについて次回以降に紹介します。ともかくも、初めての原毛洗いで、羊一頭分は、本当に疲れました。結構な力仕事なんです。でも、たくさん洗ったことで、なんとなくですが、自分が作りたい染織品に応じた原毛の洗い方みたいなコツをつかむことができました。ちょうど初夏の今ごろから今年の毛刈りが始まります。もちろん!! 六甲山へ行く予定です!
ピンバック:羊から毛糸を作る――原毛を染める。 – ひとつ屋