タグ: 製品への思い

  • “アート”であるより“民芸”でありたい。

    “アート”であるより“民芸”でありたい。

    染め物をしていて以前から思うことがあります。それは「“アート”であるより“民芸”でありたい」ということです。

    絵ならキャンバスに描けばいいし、しゃれたデザインならパソコンを使えばいい、わざわざ手を使って“布に描く”なら、その意味を見失いたくないと思っています。そこで、僕にとって、布とは? と何度も考えてみた。すると、行き着くのは、いつも衣服や寝具など“生活に密着したもの”という答えになります。

    “アート”であるより“民芸”でありたい。

    その一方で、生活のなかで使い古された、いわゆる「古布」などを見るとアートに近い感覚を覚えます。暮らしのなかで生み出され、伝承されてきた技に憧れてしまいます。そんな美しさ近づきたいと、最近はコツコツを時間をかけた作業が多くなりました。

    “アート”であるより“民芸”でありたい。

    “アート”であるより“民芸”でありたい。

    これは「木目絞り」という、単純な絞りの柄を予定している風呂敷なのですが、1センチにも満たない幅で縫い絞り、木目のような柄を表現する技法で、根気のいる作業が続きます。まさに、民芸的な美しさがあるのですが、でき上がるまでには、かなりの集中力と時間を必要とするので、もう目も肩もガチガチです。それでもボチボチと作業をしているので、完成を楽しみにしていてください。

  • 日本の自然から生まれた色を大切にしたい。

    日本の自然から生まれた色を大切にしたい。

    草木染を中心にした“ものづくりスペースのブログ”のはずなのですが、草木染のことについて書く時間がありません。作業風景や作品のことを書こうとは思っているんですが、作品を撮影しようにも場所がなかったり、作業中は手が放せなかったりで、その機を得ることができません。でも実際には結構と染めています!

    最近は随分と思うように染めることができるようになりました。染めムラもなく、その風合いにも納得できるようになりました。

    ちなみに、下の写真は、最も左の茶色が紅葉葉楓(もみじばふう)で染めたもので、その右隣が「藍(あい)」、その次が「桜」、次の二つが「背高粟立草(せいだかあわだちそう)」、さらに「柿渋(かきしぶ)」、最後の二枚が「栗」です。

    こうして並べてみると、自分でいうのもなんですが、本当に美しい色合いです。日本に育った植物から生まれた色は、まさに!! “日本の色”といった感じで、どこか懐かしさを感じさせてくれます。

    次の作業は、これを使った作品づくりです。さぁ、また少し頑張ります!