山の中へと続く、細い一本道――。おそらくは何十年、いや何百年も変わらずある畔道です。その脇には、もはや誰も使わなくなった畑が奥へと続いています。
そこは深い笹竹に覆われて、その全貌を見ることすらできない放棄耕作地です。

なんと! この場所を貸していただけることになったのですが、ここを畑に戻す決断をするまでには随分と時間がかかってしまいました。
というのも、今の畑だけでも手が回らずにいるのに、そのうえ、こんなにも広い土地を、しかも再生というより“開拓”に近い状態から始めるなんて。すでに日々の業務に追われてイライラしている状況。何より、もう若くないのに—と、いろいろ考えました。
そして、ある一つの答えに達したのです。それが“これが私の最後の夢だ!”ということ。
伊賀(三重県)に移り住んで8年、“食べるための農業”ではなく、“創るための農業”――それは“自分にしかできない農業”を夢見て、試験的な栽培をしたり、自分が思う製品の試作をしたり、道具を揃えたり—と、コツコツと一人で準備してきました。その間には、コロナもありました。家族の在り方も変わりました
実は、本当にいろんなことがありながらも、ここまで来たんです。なので、このチャンスを生かさないわけにはいかないんです!
そんなことを考えながら、生い茂る笹原に刈払機(草刈機)の一撃を入れました。そう!いよいよ“私の最後の夢”が始まります!!!

な~んて、そんなロマンチックな思いとは裏腹に、笹は恐ろしく頑強で、1時間ほどで体はガタガタ――😭 すでに腕はパンパン、腰はガクガクです。
「あ~ッ! やっぱ歳やなぁ~」と痛感します。「日ごろから運動してないしなぁ~」と、あの崇高な思いは、数時間のうちに吹き飛んでしまいました—😆
半日かかって、ようやくこんな状態です。


でも“最後の夢”だからこそ、急ぎはしません。ゆっくり & ボチボチとやっていきます!
進捗状況は、このブログで紹介するので、これから始まる“おっちゃんの夢”を楽しみにしていてください。