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ひとつ屋コットン

緑綿から海島綿へ

2026年度より、ひとつ屋の綿づくりは緑綿から海島綿へ移行します。これは単なる品種変更ではありません。綿という素材の到達点に正面から向き合うという明確な意思表示です。2026年、ひとつ屋コットンは新たな段階へ入ります。緑綿という原点を経て海島綿へ。それは、ひとつ屋の新たな挑戦です。


▼ 白い綿花

白い綿花

緑綿という出発点

緑綿は、淡い緑色を帯びた希少な綿です。やわらかく、やさしい風合いを持つその繊維は、ひとつ屋に「綿を育てるとは何か」を問い直させました。栽培から収穫、綿繰り、糸づくり、織りへとつなぐ工程を通して、素材そのものと向き合ってきました。緑綿は、ひとつ屋コットンの原点です。

▼ 緑綿の実

緑綿の実

なぜ海島綿なのか

海島綿は “綿の宝石” とも呼ばれる超長繊維綿です。絹のような光沢、しなやかさ、圧倒的な繊維長を持ち、生産量は世界的にも極めて限られています。高級素材だから選ぶのではありません。綿という素材が持ちうる最高水準を知り、その質を基準として自らのものづくりを問い直すための挑戦です。

海島綿 ― ひとつ屋の白から色へ

緑綿が “色を持つ綿” であったのに対し、海島綿は無垢の白です。色を持つ綿から、純白へ。この移行は、単なる品種転換ではありません。草木染工房としての宿命でもあります。白は終点ではなく出発点です。何色にも染まる余白を持つこと。そこから草木の色を受け取り、布へと変えていくこと。それが、これからのひとつ屋コットンの姿です。海島綿という “綿の宝石” を、白のまま崇めるのではなく、草木染の色へと開いていく。ひとつ屋の海島綿を“白から色へ”と進化させていきます。

▼ 試験栽培中の綿畑

試験栽培中の綿畑

器械と農園から始まる綿づくり

綿づくりは栽培だけでは終わりません。綿繰り、糸づくり、草木染、織りへと工程は続きます。ひとつ屋では、あえて「器械」という言葉を使っています。手作業に固執するのではなく、合理的で素朴な構造を持つ器械を活用するという意思表示です。明治の産業革命期のように、過度な自動化ではなく、仕組みとして理解できる道具を用いること。農園で育てた綿を、産業として成立させるための最小限で誠実な器械活用。それが、ひとつ屋の綿づくりの基盤です。

海島綿プロジェクトの記録

2026年度から始まる海島綿への移行。その試験栽培、繊維の検証、糸づくり、染色実験までの過程を、ブログで継続的に公開しています。理念だけでなく、失敗や試行錯誤も含めた記録です。素材を育てるところから布へ至るまで、その歩みを追うことができます。


よくある質問(FAQ)

Q. コットン(綿)の特徴は何ですか?

コットンは植物由来の天然繊維で、やわらかさと通気性、吸湿性に優れていることが特徴です。肌触りがよく、日常着や寝具など幅広い用途に使われます。草木染との相性もよく、自然な色合いを楽しみやすい素材です。

Q. ひとつ屋コットンとはどんな綿ですか?

ひとつ屋コットンは、緑綿という原点を経て、2026年度より海島綿へ移行します。高級素材だから選ぶのではなく、綿という素材が持ちうる最高水準を知り、その質を基準としてものづくりを問い直すための挑戦です。

Q. 海島綿のよさは何ですか?

海島綿は超長繊維綿で、繊維長の長さに由来するしなやかさと、自然な光沢が特長です。糸にしたときのまとまりがよく、布にしたときの触感も滑らかになります。ひとつ屋では、その素材としての到達点を基準にすることで、綿づくり全体の精度を高めていきます。

Q. コットンは草木染とどう関係していますか?

コットンはセルロース系の繊維で、草木染では染料や媒染の組み合わせによって発色と定着が変わります。白いコットンは色を受け取る余白が大きく、草木の色を布へ移す出発点になります。ひとつ屋では「白から色へ」という考え方のもと、素材と染色の関係を検証しながら綿づくりを進めています。

Q. コットン製品のお手入れ方法は?

コットンは比較的丈夫な素材ですが、色物の場合は強い摩擦や高温を避けるのが基本です。中性洗剤を使用し、やさしく洗うことで風合いを保ちやすくなります。草木染したコットンは、陰干しでゆっくり乾かすと色持ちが安定します。