タグ: ひとつ屋

  • DIY セルフリノベーション「和室②」土壁の補修

    DIY セルフリノベーション「和室②」土壁の補修

    前回の『DIY リノベーション「和室①」オイルステイン』に引き続き、2階和室の改装作業中です。前回までに、かつての雨漏りや経年によるシミやキズを目立たなくするために木部にオイルステインを塗りました。


    DIY リノベーション「和室②」土壁の補修

    今回からの作業は、土壁の補修です。ちなみに、この部屋の「聚楽壁(じゅらくかべ)」や「京壁(きょうかべ)」といわれる伝統的な日本建築に用いられる代表的な塗り壁の一種。豊臣秀吉が京都に造営した邸宅「聚楽第(じゅらくだい)」の付近の使われたことから、これらの名がついたそうです。本来、茶室などにも使われる落ち着いた雰囲気の土壁なのですが、最近ではこの壁をプリントした壁紙もあります。

    土壁の一種なので、湿気を吸ったり吐いたりするうえに火性にも優れているので、まさに日本の気候風土や生活環境に育まれた壁なのですが、土の塗り壁ゆえに、模様替えの際に家具などをぶつけてしまうと、すぐにキズがついてしまいます。この和室でも、何カ所も下の写真のような状態だったので補修を試みてみました。

    DIY リノベーション「和室②」土壁の補修

    DIY リノベーション「和室②」土壁の補修

    早速、ホームセンターで、こんなものを購入しました。

    DIY リノベーション「和室②」土壁の補修

    これを水で練ってから欠落した部分に塗ります。

    DIY リノベーション「和室②」土壁の補修

    この部屋の壁の色に合わせて壁土を買ったつもりなので、欠損部分だけを修理するば、和室のリフォーム終了するはずだったのですが、なかなかうまく塗ることができませんでした。とりあえず、欠損部を埋めた埋めただけで精いっぱいの状態です。ザラザラとした聚楽壁の肌に新しい壁土をなじませるのが難しかったです。

    DIY リノベーション「和室②」土壁の補修

    DIY リノベーション「和室②」土壁の補修

    上の写真のような状態で穴埋め作業は終了するとします。これ以上やると、ひどい状態になりような気がするので—。しかも色を合わせたつもりが、ご覧のとおり! まったく違ったふうに見えます。しかし! しかし、DIYリノベーションなりの秘策があるので、次回以降を楽しみにしていてください。


    ひとつ屋のセルフリノベーション(DIYリフォーム)に関するご質問などがございましたら、お気軽にお問い合わせください。


  • DIY リノベーション「和室①」オイルステイン

    DIY リノベーション「和室①」オイルステイン

    例年になく長かった今年のお正月休み――。呑んで、食べて、の~んびりするつもりだったんですが、さすがに9日間は長い!! 始まって二日もすれば、“の~んびり”のはずが、すぐに “ダラダラ状態” です。実は、のんびりするのが苦手なんです。

    なので、せっかくのお正月休みとはいえ、ここはチャンス!! とばかりに、実店舗のDIYリノベーション(リフォーム)を頑張ることにしました。

    今年は、2階の和室からリノベーションをスタートします。


    2階の和室です。

    DIY リノベーション「和室①」オイルステイン

    一見すると、きれいな状態に見えるのですが、かつての雨漏りしたことがあったらしく、聚楽壁(じゅらくかべ/土壁)が落ちていたり、雨水によるシミがあったり—、以外に手直しの箇所が多そうです。

    DIY リノベーション「和室①」オイルステイン

    DIY リノベーション「和室①」オイルステイン

    DIY リノベーション「和室①」オイルステイン

    まずは畳を上げての大掃除です。

    DIY リノベーション「和室①」オイルステイン

    その後、床をブルーシートで覆ってから改装作業です。

    DIY リノベーション「和室①」オイルステイン

    最初にする作業は、雨漏りによるシミや経年による柱や天井の変色を目立ちにくくするために、木部にオイルステインを塗っていきます。

    DIY リノベーション「和室①」オイルステイン
    使用したのは、このオイルステイン。ちなみに、オイルステインは木に浸み込ませて着色するためのもので、簡単にいえば「染料」で、“木目を生かしながらも着色もしたい” というような場合に用います。これに対してペンキは、いわば「顔料」で、下地(木目など)を隠したいときに使います。最近では多種多様な種類が販売され、着色とニス塗り(着色面のツヤ出しや保護)が同時にできるものをはじめ、水性のもの、カラフルなものなどがあります。ご自分のイメージにあったものを使ってください。

    塗り方は、刷毛(ハケ)や筆にとって木に塗っていくと浸透していくので、このまま乾かすだけでよいのですが、木目の詰まった堅い木の場合は塗布後に拭き取ると、よりきれいに仕上がります。

    ちなみに、オイルステインは、あくまで染料なので、染み込ませることが大切で厚く(たっぷり)塗らないことがポイントです。

    DIY リノベーション「和室①」オイルステイン

    オイルステインを塗ったのが、上の写真の右半分。落ち着いた茶色になりました。シミや変色も目立たなくなり、木目もきれいに際立ちました。

    すべて木部にオイルステインを塗り終えると、次の作業はマスキングをして、壁の補修です。


    上記のセルフリノベーション(DIYリフォーム)に関するご質問などがございましたら【草木染工房 ひとつ屋】のスタッフに、お気軽におたずねください。


  • 赤麻(あかそ)染め――染料の作り方

    赤麻(あかそ)染め――染料の作り方

    先日、岐阜県で採取してきた「赤麻(あかそ)」から染料を作り、きれいな赤い染料をとることができました。今日は、その染料の作り方を紹介します。


    まずは「赤麻」についてです。赤麻は「赤苧」とも書く、イラクサ科の多年草で、山地に多く自生し、高さ60~80cmで、葉の縁にはノコギリのようなギザギザがあります。その名のとおり、茎に赤みがあり、淡紅色の穂をつける植物です。

    制作風景

    制作風景

    ちなみに、昔は乾燥させた赤麻の茎を木槌などでたたいて繊維をとり、それを撚(よ)り合わせて糸を作り、さらに布に織ったそうです。それが「麻」のような布なので、「赤麻」と書くようになったそうですが、その葉は紫蘇によく似ており、「赤い蘇」の意味ではないかと思っています。漢字での表記は別として、もともと「そ」には何らかの意味があって(例えば「ギザギザ」みたいな意)、「紫の“そ”」や「赤い“そ”」から、そう呼ぶようになったのではないかと思うんです。
    ※ただし、あくまでも僕の個人的な説です。


    それでも、染料をとるために赤麻を煮ると、ほんとに「紫蘇ジュース」と同じ香りがするんです。僕の仮説も、まんざら間違いではないかもしれませんよ。

    余談はこのくらいにして「赤麻での染料の作り方」は次のとおりです。


    染料づくり


    (1)まず、水洗いしてゴミを取り除いた赤麻を、2~3cmほどの長さに切ります。そのとき、ステンレス製の刃物は使えません。草木で染めた多くのものは、最終的に金属イオンで発色と定着をさせます。これを媒染(ばいせん)と呼ぶのですが、それまでは金属に触れさせることができないからです。

    制作風景

    (2)湯が沸騰したら火を弱め、40分ほど煮て染料を抽出します。僕の場合、あまり難しく考えず、自分が好きな色が出れば煮るのをやめます。ただ、できるだけ濃く、それでいて透明度の高い染料を作ることを目標としています。というのも、濃い染料にしておけば、後で薄めることができるからです。

    制作風景

    (3)煮るのが終わると、ストレーナーで大まかに葉や茎を取り除き、熱いうちに細かい目の濾布(こしぬの)を使って、染料のみを濾しとります。煮出した直後は茶色だった染料が、空気に触れ、次第に赤く変化していきます。

    制作風景

    (4)さらに、このまま2~3日放置しておくと、空気との酸化作用によって赤みを増します。

    制作風景

    赤麻の染料は、水だけを使って抽出することができる、比較的簡単な染材です。近くに赤麻のある方は、ぜひ!やってみてください!!