先日から『花壇と出窓を作る』と題して、その基礎を作ったことを紹介しました。先日、その上のレンガ積み部分が完成したので、今日はその工程を『レンガの積み方』として紹介します。
レンガの積み方
① まずは、基礎を作ります。この花壇では、床(地面)から立ち上がった“布基礎”のようなものにしましたが、野外で地面からレンガが立ち上がってくるようにしたい場合でも、穴を掘って砂利を敷き詰め、鉄筋を配した上にコンクリートを流し込んで“ベタ基礎”を作ります。
②基礎の上にレンガを積んでいきますが、その前に1cmほどの角材で、幅はレンガより4cmほど細く、長さはレンガ4~6個分ほどの木枠を作り、さらにレンガは水に浸しておきます。
▼ 1cmほどの角材で作った木枠。
▼ レンガは20分ほど水に浸しておきます。
③いよいよレンガ積みです。まずはモルタルを練って、次に作っておいた木枠を水で濡らした基礎の上に置き、擦り切れいっぱいまでモルタルを流し込みます(※プロは、こんなものを使いません)。
▼ 木枠にモルタルを流し込みます。
④モルタルを流し込んだら木枠を取り除き、その上に塗れたままのレンガを1cmほどの間隔を開けて並べ、位置が決まったらモルタルに押し付けて固定していきます。そのため、木枠に積めたモルタルは通常より、少し固めがよいでしょう。
▼ 木枠を除いたモルタルの上にレンガを並べていきます。
▼ モルタルに押し付けるようにレンガを固定します。
⑤レンガとレンガの間にも、モルタルを積めていきます。本来、レンガ用のコテを使ってする作業なのですが、僕のような素人には100円ショップでも売っているターナー(しゃもじ)を使うのが非常に便利でした。
▼ レンガとレンガの間にも――。
▼ モルタルを積めていきます。
⑥1段目を終えると、水平器を使って前後左右の水平を確かめながら2段目、3段目と同じ作業を繰り返し、レンガを積み上げていきます。
▼ 水平器を使って真っすぐに積めているかをチェック。
⑥この作業を繰り返しながらレンガを積み上げていきます。ある程度積んだら、1時間~2時間ほど待って、はみ出したモルタルをブラシで掻き落とし、さらに塗れたスポンジでふき取ってレンガを洗い出します。
▼ はみ出したモルタル。
▼ レンガを洗い出します。
⑦こうして、余分なモルタルを洗い流せば完成です (※ 僕が作った花壇は、8段積みになっていて、二日に分けて4段ずつつみました。モルタルが乾かないうちに高く積むと不安定になって崩れる危険もあるので、一日に積むのは4~5段くらいにしましょう)。
▼ お~お~ッ!! 完成です!
実のところ、僕は左官作業が得意(好き)ではありませんが、アンティーク風のレンガを使いながら、ちょっとしたズレや失敗は「これも手作りの味、いい雰囲気だよッ!!」と自分に言い聞かせながら作りました。そう思いながら、ボチボチやると本当に良い雰囲気になりました。ぜひ!! チャレンジしてみてください!!