ひとつ屋染織農園では、その名のとおり、藍や紅花、綿や麻など、染織に関わる植物ばかりを栽培していますが、その一角では自分たちが食べるための野菜も育てています。トマト、キュウリ、茄子、ピーマンなど—。そろそろ収穫の盛りを迎えます。採りたての野菜は本当にうまい!!
これが夏の楽しみの一つです!




ちょうど1年前に『祇園祭』と題したブログを書きました。 といっても、絢爛豪華な山鉾が巡行する京都の大祭ではなく、わが村の小さな小さな「祇園祭」のことについてです。それでも、京都と同じ「素戔嗚尊(スサノオノミコト)」をお祀りする由緒正しい祭事。今日は早朝から村道の草刈りをし、午後からは伝統の花飾りを作って神社に奉納しました。
新型コロナウイルスのパンデミック以後は、花飾りも簡略化されていましたが、6年ぶりに正式なものが復活しました。移住組の私にとっては、正式なものを作るのを手伝わせていただくのが初めてだったので、とても新鮮な気持ちになりました。
▼ 昨年(’24)の花飾りは、簡略化されたものでした。

▼ 今年(’25)は、下部の花笠が復活し、本来の姿を取り戻しました。村人で作った和紙の花が涼風に揺れるさまには、都会の祭りにはない素朴な風情と、何百年も受け継がれてきた慎ましい願いが感じられます。

▼ 村人によって、花飾りが立てられていきます。

▼ 神事を待つ村人。

かつては多くの子供たちが参加する 大切な年中行事だったそうですが、過疎と高齢化で次第に規模が小さくなり、奉納する花飾りも1基となって久しいそうです。それでも、都会に生まれ育った私には、どれもが新鮮で、何百年も続けられてきたのかと昔を想像すると、ここに参加させていただいていることに感謝するばかりです。
全国各地では、すでに失われた神事がたくさんあることでしょう。歴史が消え、記憶が消え、そして人の営みが消えてしまうのは、とても残念なことだと思っています。何かの縁で、ここに暮らすことになったので、私にできることはやっていきたいと静かに願っています。

ここ数年、必ず栽培しているのがマリーゴールドです。当初は苗を購入していましたが、最近はタネから栽培しています。昨年まではタネをポットに播き、ある程度 生長してから畑に定植していましたが、今年は初めてタネを圃場に直播きしました。初めてのことだったので不安もありましたが、無事に収穫を迎えることができました。これから秋まで、随時 収獲していきます。
マリーゴールドは、とても素晴らしい色を染めることができます。当ホームページ内の【マリーゴールドの染め方】をご参照のうえ、ぜひ! チャレンジしてみてください。




少し前のブログ『世界に誇る日本の名機!』で、スーパーカブを購入したことを書きました。あれから1カ月が過ぎ、運転にも随分と慣れ、最近では気兼ねなく乗れるようになりました。
▼ 買い物に行ったり

▼ 気分転換に出かけたり

私の愛車(馬)『ブケパロス』です!
ちなみに「ブケパロス」とは、あのアレキサンダー大王が東方遠征の際に、人馬一体となって若き王とともに壮大な夢を駆け抜けた軍馬の名です。
伝説によれば、ブケパロスは大きな黒い馬体で額には角が生えていたとか。また人を喰らい、誰も乗りこなすことができなかったが、これを乗りこなせた者は “ 世界を支配できる ” と神託されていたといいます――。
私が子供のころに読んだ偉人物語のなかに、アレキサンダー大王が「行け! ブケパロス! どこまでも、どこまでも!」と一文があり、この言葉に感動したことを覚えています。それから50年が過ぎた今、世界を支配したいわけではありませんが、中古のバイクに「ブケパロス」という名を贈りました😁

今まで、タネを播いても収穫まで至らなかった紅花(ベニバナ)の栽培。昨年の春に播いたものは日照不足で枯れ、同じ年の秋に播いたものは冬の寒さに壊滅してしまいました(栽培絵日記【亜麻、紅花】をご覧ください)。
三度目の正直! とばかりに、今年の三月の下旬に栽培を始めた紅花が、ついに畑一面に花を咲かそうとしています。



ひとつ一つ丁寧に花びらを摘んで、これを染料にします。まずは「乱花(らんか)」として近日中に販売を始める予定です。ぜひ! 楽しみにしていてください!
※ 「乱花」とは、紅花の花びらを摘み取り、乾燥させたものです。食品や染料として利用されます。
▼ ひとつ屋で栽培した紅花(乱花)。

将来、収量が増えて栽培も安定すれば「紅花餅(べにばなもち)」に加工して販売する予定です。こちらも楽しみにしていてください!