先日『蓮と睡蓮』と題して、種から蓮を育て始めたことをブログに書きました。種を水に浸してから三日目、早くも芽が出ました。

前回のブログにも書きましたが、寒くなる前に充分に生長させておかないと冬に枯れてしまうそうです。ただでさえ遅い発芽。早く大きくなれよ!!

秋から来年の春にかけて、さまざまな展覧会がめじろおしなんです。学生時代の先輩たちと一緒に開催するグループ展に始まり、その後は染色学校で、さらには縫製学校で—と。
その間に店の改装をしなければなりません。もちろん、その間にも二つの学校に通いながらです。本当に大変。時間がありません。
それらをすべてやり遂げて、来春には ひとつ屋 のリアル店舗 無事オープン!! といいたいところですが、そのプロセスを考えると、いささか疑問――? とはいえ、せっかくのお話は参加させていただきたいものばかりだし、なんとか店もオープンさせたいッ!! と、いろんなことを考えていると煮詰まってきたので、気分転換したいなぁ~と急に思い立って、作業を終えた工房を飛び出して魚釣に行くことにしました。

うひゃ~、ええねぇ~、夕暮れの海ッ!! わたる風が最高です!!!!!!
でも、ここは工房から自宅までの道を少しばかり遠回りすれば行ける“都会の海”なんです。かつて高度成長時代には、魚釣りはおろか、近寄ることさえはばかられた“死の海”だったのですが、格段に水質が改善した今は、釣った魚を食べることもできます。
▼ さぁ~て、晩メシでも釣るとするかッ!! と、糸をたらして30分ほどで、こんなに釣れました。

▼ まぁ、まぁの収獲。その後も釣に夢中になっていると、すっかり、あたりは真っ暗です。

さすが、周囲を工場と高速道路に囲まれた都会の海――。陽が落ちると、幻想的な夜景を映し出してくれます。な~んて見とれていると、お~ッ!! もう帰らないといけない時間です。果たして気分転換はできたのか!? ちょっと不明ですが、とにかく!! 来春までにやらねばならないことがいっぱいなのですから、頑張るほかありませんね。煮詰まれば、また都会に海に癒されに来るとします。

こうして物づくりをしていると、なんだかんだと頻繁に行くのがホームセンターです。近所の店では道具や材料はもちろんのこと、最近では食料品や衣料品も扱うようになったので、とても便利に利用させてもらっています。
そんなホームセンターにいけば、僕が必ず足を運ぶのは“園芸コーナー”なのですが、お盆を過ぎたので夏の植物がバーゲンセール状態! そこでで、早速!! 購入したのが「蓮(ハス)」と「睡蓮(スイレン)」です。
といっても、蓮は種なんです。

こんなパッケージの中に種は二つ。

「種からの蓮の育て方」という説明書によれば、まずは種の一部を紙ヤスリで中の層が見えるまで削るとか――。うんうん!! では早速やってみよう!! と、はりきったのはいいもの、意外に力もいるし、時間もかかるやんッ ! それでも頑張って削ったのが下の状態です。

で、これを水の入ったコップにポトンッ。

これで4~7日前後で発芽するそうです。ただ、なぜ夏の植物はバーゲンセールかというと、それは!! もうベストシーズンを過ぎたからで、蓮の種も発芽させるにも、もうギリギリの時季です。暖かいうちに充分に生長させておかないと冬に枯れてしまうそうです。
がんばれ!! 蓮の種!! 時間はないゾ!!
一方、睡蓮は小さな鉢植えだったので、そのままタライに水を張って日当たりのよい物干し台の片隅に。本格的な寒さがやってくるまでは、これでOKでしょう。

実は—、蓮も睡蓮も、来春オープン予定の【草木染工房 ひとつ屋 】のリアル店舗のディスプレーに使おうと思っています。以前のブログにも書きましたが、リアル店舗のコンセプトは“日本の風情”なので、たくさんの植物を内装に使おうと思っています。それらを来春に用意しているのでは遅いし、コストもかかるので、安くなった今から用意しておこう!! という、計画的な目論見がありました。
さぁ~て、目論見どおり、生長してくれるかなッ!?
随時、ブログで生長日記をUpしていきますね。

大阪を代表する繁華街――ミナミ。そこは、難波(なんば)、心斎橋(しんさいばし)、そして千日前(せんにちまえ)という街を核に広がる一大歓楽街。ときに“不夜城”とも称される、そんなミナミの一角に、ひっそりと、まるで別世界のように佇むのが法善寺(ほうぜんじ)です。
▼ 法善寺と夫婦善哉。

▼ 法善寺で有名な「水掛不動」です。

昔から小説や歌の題材となった法善寺––。なかでも有名なのが、織田作之助(おださくのすけ)が昭和初期の大阪を舞台に、大店のボンボンとしっかり者の芸者の夫婦を描いた小説『夫婦善哉』があります。
この小説は、昭和30年に、ボンボンの役を森繁久彌(もりしげひさや)、しっかり者の芸者の役を淡島千景(あわしまちかげ)、豊田四郎の監督で映画化されています。

それから50年以上が過ぎ、織田作之助生誕100年を記念した今年、『夫婦善哉』が再びNHKで映像化されています。
このブログを書きながら、自分でも「ふ~ん、50年でポスターの内容も随分と大胆になりましたなぁ~」と感心した次第です。
それにしても作品のなかで交わされる、きれいな大阪弁が、ほんまにええもんです。改めて、この街に生まれ育った者として、大阪の品格や伝統を大事にした作品を作っていきたいと思います。