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ひとつ屋の取り組み

◆ 一つひとつを丁寧に作ること

草木染工房 ひとつ屋 では、草木染に用いられる植物染料をはじめ、四季折々の自然から生まれた色やデザインを大切にしたアイテムを手作りし販売しています。そのコンセプトは“一つひとつの作業を丁寧にする”こと。この“一つひとつ”へのこだわりが「ひとつ屋」の名の由来です。


◆ 素朴な“民芸”でありたい

物づくりの作業のなかで大切にしていることがあります。それは「アートや工芸品であるより“民芸品”でありたい」ということ。日々の暮らしのなかで、気負うことなく使ってもらえる素朴なものを作っていたいと考えています。それは自然のなかから生まれた色や形、そして人々が長い時間のなかで育んだデザインを取り入れながら“温かみのあるアイテム”です。


◆ 伝統と革新

ただただ“古いものは良い”とするのではなく、ひとつ屋では“伝統と革新”の共存に取り組んでいます。その試み一つとして、私たちが長年にわたって蒐集してきた江戸小紋などの古い染色用型紙のデジタル化があります。私たちは、廃棄か、海外へと流出しそうなっていた古い型紙をデジタル化し、レーザー加工機などを使って、さまざまなアイテムに展開する作業にも取り組んでいます。例えば、これまでは手作業だった型紙(プリントTシャツなどを染めるもの)の作製を加工機に置き換えたり、これらのデザインを生かしたボタンやカバンの持ち手なのハンドメイド資材(服飾資材)などがあります。


◆ 持続可能な物づくりへの取り組み

植物から得た天然色素を用いる草木染は環境への負荷が少なく、植物を栽培することで持続可能な産業でもあるので、“SDGs”にも取り組んでいます。例えば、すでに私たちは三重県伊賀市で放棄耕作地での染料植物の栽培をはじめ、放棄竹林の竹を燃料にしたアイテムづくり、さらに養蚕にも取り組んでいいます。

「放棄耕作地の再生と工芸作物の栽培」については、こちらをご覧ください。


◆ これからの ひとつ屋

現在、ひとつ屋で作られたアイテムは、リアルショップ(大阪市阿倍野区)をはじめ、各国内ECサイトでの販売しています。その一方、ネパールより羊毛(獣毛)などの原材料の輸入やハンドクラフト品のフェアトレードも計画しており、さらなるSDGsに取り組む計画です。
※現在、台湾より漢方薬(生薬)を染料植物として輸入し、各ECサイト販売で販売しています。

また、それらを原材料とした商品の販売価格の1~3%のドネーションを設定し、ネパールの教育支援に寄付する予定です。


以上のことを大切にしながら、ひとつ屋では物づくりに取り組んでいます。