カテゴリー: ブログ

ひとつ屋の日々の仕事や判断、その背景にある考えを、いくつかのカテゴリーに分けて記録しています。畑で植物を育て、染め、織り、道具を整え、作り続ける。その過程で起きた迷いや選択を、現場の視点から綴っています。完成品だけでなく、そこに至るまでの時間や思考も含めて残す記録です。

  • パンダ親父の ヒ・ト・リ・ゴ・ト

    パンダ親父の ヒ・ト・リ・ゴ・ト

    アッという間に14歳になった息子。少し前までオムツをしていたはずなのに パンダ親父の ヒ・ト・リ・ゴ・ト 最近では一人前なことを言うようになった。

    まぁ、そういう お歳ごろ— パンダ親父の ヒ・ト・リ・ゴ・ト

    中学に入ってからは明けても暮れてもクラブ活動。日々の練習に加えて遠征や合宿ばかりで
    まったく家にいない パンダ親父の ヒ・ト・リ・ゴ・ト

    しかし!! そのかいあって 全国大会出場 を果たしました。

    パンダ親父の ヒ・ト・リ・ゴ・ト

    でも、僕は応援には行けない。いや、行かない パンダ親父の ヒ・ト・リ・ゴ・ト

    先日痛めた膝が痛いから! というのは言い訳で、実は、必死に戦う息子を見たら、きっと 泣いてしまうからだパンダ親父の ヒ・ト・リ・ゴ・ト

    でも、こっそり見に行こうか―― なんて思案しているうちに大会は終わってしまった。パンダ親父の ヒ・ト・リ・ゴ・ト

    結果はベスト16

    そして昨夜のこと、車で新大阪駅まで、そんな息子を迎えに行った。

    パンダ親父の ヒ・ト・リ・ゴ・ト

    すでに僕より背は高く、親といるより友だちといたほうが楽しいという。次第に遠のいていこうとする息子――。ひとりっ子だけに寂しさが身に染みる でも、それは喜ばしく、仕方のないことなのだろう。

  • 藍の種類

    藍の種類

    前回のブログ『藍の生葉染め』で書いたとおり、藍染めは植物に含まれるインジゴという色素(成分)が繊維と結びつくことによって表現されてます。このインジゴを含む植物は数種類あって、どの植物から得るかによって、その色に微妙な違いが生まれるようです。例えば、日本(本土)では「タデアイ(蓼藍)」という植物を用いますが、沖縄では「琉球藍(リュウキュウアイ)」、さらに南方では「インド藍」、逆に日本より北の地域では「タイセイ(大青)」という植物からインジゴを得てきました。ちなみに、現在は化学的にインジゴを作ることも可能です。

    ▼ タデ科の蓼藍(タデアイ) Persicaria tinctoria (Japanese indigo )

    ▼ キツネノマゴ科の琉球藍(リュウキュウアイ)Strobilanthes cusia
    藍の種類

    ▼ マメ科のインド藍 Indigofera suffruticosa (Indian indigo )

    ▼ アブラナ科の大青(タイセイ) Isatis tinctoria (Woad / Europe)

    いつの日か、これらの藍でも染めてみたいと思っているのですが、小さな小さな小さな染料農園(家庭菜園の一角)のこと。ここで栽培している量では、ストール一枚を染めるくらいです――。

  • 藍の生葉でコットンを染めてみた

    藍の生葉でコットンを染めてみた

    藍の葉に含まれるインジゴ(インジカン)という色素(成分)を布に染めつけることによって表現される藍染め――。ところが、藍の葉を採取して乾燥させたり、冷凍したりすると、この成分が水に溶けなくなり、特殊な方法を用いなければ布に染めつけることができなくなります。

    ▼ 藍の葉(タデアイ)
    藍の生葉でコットンを染めてみた

    逆にいえば、生葉のうちはインジゴが水に溶けるので、特殊な方法を用いなくても藍染めができるというわけです。きっと、これは草木染の中でも最も原始的な方法の一つで、以前から一度はやってみたいと思っていました。そして、一番藍を収穫した先日、ようやくチャレンジすることができました。


    藍の生葉染め 


    ① 収穫した藍を軽く水洗いし、茎から葉を外してミキサーで粉砕します。

    藍の生葉でコットンを染めてみた

    藍の生葉でコットンを染めてみた

    ② 粉砕した葉を濾して染料にします。濾しとった葉をネットに入れ、さらに染料で揉み出します。

    藍の生葉でコットンを染めてみた

    藍の生葉でコットンを染めてみた

    ③ この染料のなかに布を浸して染めてから空気にさらして発色させます。これを繰り返し水で充分にすすぎます。

    藍の生葉でコットンを染めてみた

    藍の生葉でコットンを染めてみた

    ④ これを乾燥させて完成です。

    藍の生葉でコットンを染めてみた

    藍の生葉でコットンを染めてみた

    建て染めとは、ひと味違った〝素朴な青〟に染まりました。ただ、生葉染めの場合、シルクのほうが染まりやすいのですが、それと知りつつも今回は、あえてコットン(夏用のストール)を染めてみました。
    もう少し藍の葉の量を多くしてもよかったかな!? と反省する点はありますが、ご覧のとおりの青を染めることができました。草木染(植物染料)の原点的な技法の体験ができた!! と満足しています。

  • 鎮魂

    鎮魂

    以前のブログ『12月8日』にも書きましたが、わが家には戦争のまつわる一枚の写真があります。

    鎮魂

    これは叔父が出征するときに撮られたものだそうです。平和であるなら青春を謳歌しているはずの16,7歳の子に日の丸を結びつけ、〝最後になるかもしれない写真〟〝遺影になるかもしれない写真〟を撮って戦地へ送り出す親の心と思うと、ただただ身が震えます。

    今日、戦争が終わって70年目の日を迎えました。

    戦争で亡くなったすべての方に衷心より哀悼の意を捧げます。

  • ドライバー(ねじ回し)1本で作るイス

    ドライバー(ねじ回し)1本で作るイス

    数日前に『やってみたいことがある。』と題して、こんな椅子を図面を描いたことを書きました。

    これを実際に作ってみました。まずが正面と背面です。

     

    ↓細部です。鉄の表面はアンティーク風に加工してあります。

     

    素材は鉄と木のみで、鉄の表面をアンティークに加工したので、とてもいい雰囲気です。染色の型紙を考える要領で、透かし彫りだけで構成しているので、一見すると華奢(きゃしゃ)な雰囲気なんですが、僕が座ってもビクともしません。なのに!! 組み立てるのに使ったのは、ドライバー(ねじ回し)1本 だけなんです!! 女性でも簡単に組み立てられますよ。

    実家の〝鉄屋がでできること〟と〝自分にできることを〟を合わせながらデザインや構造を考え、こうして実際の形にできるのが すごく楽しかったです。まだまだ いろんなものを考えていこうと思います。これからも楽しみにしていてください!!