カテゴリー: ブログ

ひとつ屋の日々の仕事や判断、その背景にある考えを、いくつかのカテゴリーに分けて記録しています。畑で植物を育て、染め、織り、道具を整え、作り続ける。その過程で起きた迷いや選択を、現場の視点から綴っています。完成品だけでなく、そこに至るまでの時間や思考も含めて残す記録です。

  • 『あべのハルカス 三十六景』 第九景 「天神ノ森」

    『あべのハルカス 三十六景』 第九景 「天神ノ森」

    葛飾北斎の『富嶽三十六景』にちなんで始めた『あべのハルカス 三十六景』。第九景となる今回は、ハルカスの西南に位置する「天神ノ森(てんじんのもり)」 からの眺めです。

    『あべのハルカス 三十六景』 第九景 「天神ノ森」
    小さなマンションや古い家並みの向こうに聳え立つハルカス――。ここ「天神ノ森」は、一見すると“森”には程遠い風景ですが、この地名の由来になったのが、町内の一角にひっそりとたたずむ「天神ノ森天満宮」です。

    『あべのハルカス 三十六景』 第九景 「天神ノ森」

    『あべのハルカス 三十六景』 第九景 「天神ノ森」

    村の鎮守の神さまのぉ~♪♪  唱歌「村祭」に出てきそうな、素朴で質素な神社なのですが、その歴史は古く、応永年間(1394~1428年)に京都の北野天満宮の分霊を奉斎したもので、現在の本殿も300年以上前の元禄15年(1702)に建てられたものだそうです。

    『あべのハルカス 三十六景』 第九景 「天神ノ森」
    さらに、今はやりのパワースポットとしても有名らしく、境内にある「子安石(こやすいし)」は、豊臣秀吉の側室であった淀殿(よどどの)が懐妊された時に、この子安石に安産を祈願し、無事に秀頼を出産したといわれています。

    ハルカスを望むこんな場所に天下を揺るがした人物にまつわる小さな社があるなんて、ちょっと驚きです。

  • 大暑の候

    大暑の候

    書中お見舞い申し上げます。

    大暑の候
    昨日7月23日は二十四節気の一つ「大暑」。一年で最も暑いころです。まさに、暦どおりの夏本番ッ!! 陽炎に揺らめく風景に、遠く過ぎ去ったキラキラとした夏を思い出します。

    しかし、もう決して若くないので、年々、暑さにも弱くなっているような気がします。

    な~んて嘆きごとはさておいて、皆さんッ!! 熱中症や夏バテなどにならないよう、くれぐれもご自愛いただきながらも、若きあの日に負けないような夏を楽しみましょう!!

  • 染色(型染)用の型紙を切る

    染色(型染)用の型紙を切る

    先日、ブログに書いた『天上の華』の型紙を切る作業に取りかかります。ちなみに、染色用の型紙は「切る」とはいわず、「彫る」といいます。今回、彫るのは、このTシャツの白い柄の部分の型紙です。
    染色(型染)用の型紙を切る
    下絵を型紙に貼ったし、デザインカッターの準備もOKです。そして、忘れてならないのがメガネです! 最近は、ほんとッ!! 老〇鏡が手放せなせん。さぁ~てと、作業開始です。

    染色(型染)用の型紙を切る

  • 地球の香りのするポロシャツ

    地球の香りのするポロシャツ

    先日のブログ『葛(くず)で染める』で紹介したニット生地を使って、ポロシャツを縫い始めています。

    地球の香りのするポロシャツ
    身頃の上部はベンガラ(土)で染めたもので、それより下が葛で染めた生地です。ともに、地球が育んだ色なので、鉱物と植物とはいえ、色合いはぴったりとそろいました。あとは袖(そで)と襟(えり)を付ければ完成です。どうぞ楽しみにしていてください。

  • 新たな立場での物づくり

    新たな立場での物づくり

    2年半前のこと、僕は多くのものを一瞬にして失いました。失意のなか、一時期は何もする気になれず、ただただ漫然とした日々を過ごしました。こうなると、不思議なもので本当に頭が重くなるんですよ。なにかモヤモヤしたものが頭に詰まった感じで――。

    で、「これではダメだッ!!」 と

    それまで続けていた縫製の勉強を再開し、学生時代に学んだままだった染色も、きちんと学び直すことにしました。以来、雨の日も、風の日も、暑い日も、寒い日も、そして疲れている日もーー、時間の許す限り勉強しました。あれから2年以上が経ち、今ようやく!! その成果を実感できるようになりました。

    たかが2年、されど2年。
    続けて本当によかったです!!

    先日も、ベンガラ(土)で染めるための講習会に参加してきたのですが、単に受講するという受動的な立場から、“自分の作品にどう生かそうか”という能動的な立場の自分を確認することができました。こうなると “染めること” “縫うこと” が本当に楽しいです。

    新たな立場での物づくり
    今、あと一年ほどで、学校へ通うことには終止符を打とうと考えています。もちろん、学ぶことは続けていきますが、これからは新たな立場で、自分なりの物づくりに向き合おうと思っています。