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  • グラデーションのスカーフ

    グラデーションのスカーフ

    先日、ある人からスカーフ制作の依頼をいただきました。が、その注文内容が「夏用のスカーフなので、とっても薄いコットン生地を無段階で涼しげなグラデーションにし、さらに模様がほしい」とのこと。

    う~ん、これを具現化するには、すっごく手間がかかります。まぁ でも、せっかくご依頼いただいたので、これにチャレンジすることにしました。


    グラデーションの方法


    まずは、生地を少し大きめに裁断し、張木と伸子で張ります。

    グラデーションのスカーフ

    グラデーションのスカーフ

    ここに、薄い色から段々に濃く、グラデーションを施していきます。この作業を何度も繰り返し、
    次第にグラデーション全体を濃くしていきます。

    グラデーションのスカーフ

    グラデーションのスカーフ

    これを乾燥させ、煮洗いしてから柄を入れていきます。ただ、まだ柄は考えていません。
    ここまでの作業で丸一日以上。さらに、柄を考えて、それを型紙に彫って捺染し、洗いに乾燥――。完成までには、まだまだ時間がかかります。

  • 瑞雲柄のスカーフ

    瑞雲柄のスカーフ

    おめでたい兆しがあるときに出現する雲といわれる「瑞雲(ずいうん)」は、古くから多様な形にデザイン化され、着物や漆芸など、さまざまな工芸品を飾る紋様として用いられてきました。

    ▼ 私は雲のデザインが好きで、以前にこんな型紙を彫っていました。

    ▼ そして今は、その型紙を使って藍染めの極薄の夏用スカーフを染めています。

    ▼ 近づいてみると、こんな模様です。

    藍でムラ染めにしたコットンスカーフに、抜染(ばっせん)という方法で瑞雲の模様を施しています。上の写真は、抜染糊を置いている状態で、これが乾燥したら蒸してから糊を洗い流し、さらに煮洗いしてから銀泥を使って模様を加えようと思っています。

    さぁ、どんな夏用スカーフができるのか!? 楽しみにしていてください!!

  • 桜で染めたストール

    桜で染めたストール

    先日来のブログで『レーヨンの大判ストール』『桜の染料を作る』を紹介したので、今回はそれを使って実際に染めてみようと思います。といっても、桜の場合、その枝葉を煮出してすぐに染料として使うよりも、しばらく熟成させてから染めたほうが落ち着いた色になるように感じるので、ひとつ屋では約一年くらい寝かしたものを使います。

    ▼ こうして桜の枝葉を煮出した液を一年以上熟成させます。
    桜で染めたスカーフ

    ▼ 染めるのはレーヨンと綿の混織スカーフです。
    桜で染めたスカーフ

    ▼ 熟成させた染料を温め、スカーフを染めていきます。染料が “桜色” になっています。
    桜で染めたスカーフ

    ▼ 染めたスカーフを媒染(色を定着させるような作業)します。椿の灰汁を使うと、桜色がきれいです。
    桜で染めたスカーフ

    ▼ これを煮洗いして乾燥させると完成です!
    桜で染めたスカーフ

    桜で染めたスカーフ

    桜で染めたスカーフ

    写真では伝えにくいのですが、とても落ち着いた桜色のスカーフが染め上がりました。桜で染めたアッシュなピンクは、草木染めの中でも最も好きな色の一つで、まさに “日本の色” という感じがします。ちなみに、染料と同じく、草木染の布も、すぐに使うのではなく、このまましばらく熟成させると色に深みが増します。

    草木染工房 ひとつ屋がオープンするころには、ベストな状態だと思います。ぜひ!! 見に来てください!!

  • 鬱金(ウコン)染め

    鬱金(ウコン)染め

    以前に比べて、ビール も 酒 も ワイン も呑まなくなりました。というより、呑めなくなりました。30代は気の合う仲間がいれば朝まで――、気がつけば二人でビール1ケース―、なんてことがしばしばでした。ところが、今じゃ、生ビールなら2杯が精いっぱいです(※もちろん、ほかのものも呑みますが)。

    呑めなくなったのか、それとも呑まなくなったのか――? どちらにしてもその要因は“二日酔い”です。かつては“二日酔い知らずの鉄の肝臓”といわれた僕ですが、最近じゃ生中3杯も呑めば、必ず次の日はグロッキ~ぃです。

    でもって、最近お世話になるのが鬱金(ウコン)です。あまりに二日酔いがひどいときは「ウコンの◎◎」なんていうドリンクを飲むこともありますが、僕の場合は、もっぱら乾燥させたウコンを煮出すお茶タイプです。でも、本物のウコンを使っているだけに、一度ばかり煮出しただけではもったいないので、コーヒーと同様にその出がらしを乾燥させて保存しておきます。そう!! 染料として再利用するのです。

    ▼ これが一回分でこの量です。

    鬱金(ウコン)染め

    最近はウコン茶にお世話になるほど呑まない(本当ですよ!! )ので、たまるまで時間がかかりますが、先日ようやくスカーフ一本が染まるくらいの量になったので染めてみました。

    鬱金(ウコン)染め

    お~ぉ~、きれいな黄金色です! これぞ!! まさしく“鬱金色”。ちなみに、濃染処理した綿(コットン)スカーフをアルミ媒染しています、化学染料とは違った鮮黄色は感動的ですらあります。こう美しく染まると、またウコンが栽培したくなります。