タグ: 万葉集

  • 山藍(ヤマアイ)の栽培に成功!

    山藍(ヤマアイ)の栽培に成功!

    2018年5月のブログ『山藍(ヤマアイ)』で、大阪の【ひとつ屋染織農園】で、その栽培に苦心していることを書きました。というのも、大阪の夏の暑さを乗り切ることができません。あれから数年、伊賀(三重県)の山里で栽培すると、気候風土が適していたのか、これまでの苦労が嘘のように順調に生育し、今では群落を作っています。


    ▼ ひとつ屋染織農での山藍の群落

    ちなみに、山藍はトウダイグサ科の多年草で、万葉集の時代から染め物に用いられている最も古い染料植物の一つです。しかし、一般的な藍に含まれるインジカン(藍色成分)がないため、藍色ではなく緑色に染まるそうです。


    いにしえに色を再現したくて、ここまで来ました。あともう少しです!

  • 二上山(ふたかみやま)

    二上山(ふたかみやま)

    僕の暮らす大阪市の西南部、その最も西部ともいえる大和川(やまとがわ)の河口から遠くに奈良の二上山(にじょうざん)が見えるんですよ。

    二上山(ふたかみやま)

    グ~ンとズームインすると
    ほらねッ!

    二上山(ふたかみやま)
    二上山は東から見たとき、二つの山(雄岳と雌岳)の間に太陽が沈むことから神聖な場所として人々の信仰を集め、古くは「ふたかみやま」と呼ばれていました。古代、この山の周辺が政治の中心地となり、上の写真を撮った付近’かつての住吉津)ら山に向かって日本で最初の国道「竹内街道」が作られたそうです。

    また、謀反の疑いをかけられ、自らの命をたった大津皇子(おおつのみこ)が二上山に埋葬されたとか。万葉集には、最愛の弟を失った姉の大伯皇女(おおくのひめみこ)が

    宇都曽見乃 人尓有吾哉
    従明日者 二上山乎 弟世登吾将見

    と呼んだそうです。その意味は「この世の人である私、明日からは二上山を弟と思って眺めるほかなくなってしまった」という悲しい詩です。

    いつも遠くから眺めている二上山に、こんな悲しい逸話があったことを始めて知りました。機会があれば、ゆっくりと飛鳥地方を巡ってみたいものだと思います。