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  • 山藍(ヤマアイ)の栽培に成功!

    山藍(ヤマアイ)の栽培に成功!

    2018年5月のブログ『山藍(ヤマアイ)』で、大阪の【ひとつ屋染織農園】で、その栽培に苦心していることを書きました。というのも、大阪の夏の暑さを乗り切ることができません。あれから数年、伊賀(三重県)の山里で栽培すると、気候風土が適していたのか、これまでの苦労が嘘のように順調に生育し、今では群落を作っています。


    ▼ ひとつ屋染織農での山藍の群落

    ちなみに、山藍はトウダイグサ科の多年草で、万葉集の時代から染め物に用いられている最も古い染料植物の一つです。しかし、一般的な藍に含まれるインジカン(藍色成分)がないため、藍色ではなく緑色に染まるそうです。


    いにしえに色を再現したくて、ここまで来ました。あともう少しです!

  • 吉祥文様「橘」

    吉祥文様「橘」

    おめでたいことを願ったり、あらわしたりする模様を「吉祥(きっしょう)文様」「吉祥柄」などといいます。最も知られているのが「松竹梅」や「鶴亀」ですが、日本に自生する柑橘類で、よく家紋にも見られる「橘(たちばな)」も、そうした吉祥文様の一つに数えられます。

    ▼ 橘の家紋
    吉祥文様「橘」

    『古事記』や『日本書紀』によると橘は、「常世(とこよ)の国」から持ち帰った吉祥植物とされています。御所の紫宸殿に植えられている「右近橘」が特に有名ですが、長寿を招き、子宝に恵まれるといわれていることから、婚礼用具や花嫁衣裳に図柄として施されることの多い植物です。ちなみに、正月の鏡餅の上に乗せる橙(だいだい)も、この橘に由来しているそうです。

    と、前ふりが長くなりましたが、ただ今、この橘の図柄を使った染織品(テーブルランナー)作りにチャレンジしています。

    ▼ 橘の図案
    吉祥文様「橘」

    ▼ 橘の図案を型紙に彫ってから、反物に糊置きをしました。

    吉祥文様「橘」

    吉祥文様「橘」

    今後、これを伸子(しんし)に張ってから、呉汁(ごじる)を塗って柿渋(かきしぶ)で染める予定です。今回の作業では 「“古典的な柄”を“古典的な染料”用いて“古典的な技法”」で染めることにこだわっています。できあがりを楽しみにしていてください。