タグ: 柿渋

  • 革の柿渋染め

    革の柿渋染め

    随分と以前から細々とレザークラフトを続けています。最近〝革も天然染料(革の草木染)で染めてみたい!!〟と思うようになり、まずは身近にあった柿渋で染めてみました。


    柿渋を刷り込み刷毛(はけ)で塗りました。

    塗っては乾かし――を繰り返して濃くしていきます。

    その後、ひと月ほど陰干ししてから縫い上げたのがペンケースと小銭入れです。。

    とてもいい感じに仕上がりました。

    思った以上のできに、すごく満足しています。これからもっと研究して、染織品とともにレザークラフトも手掛けていこうと思います。これからの ひとつ屋を楽しみにしていてください。

  • 柿渋の型染め

    柿渋の型染め

    さまざまな染色技法のなかでも、僕は「型染め」が大好きです。二次元で表現する図柄はシャープながらも素朴な雰囲気があります。特に、天然染料を使うと色にも奥深さが加わり、その魅力を倍増させてくれます。

    先日も、柿渋を染料として吉祥紋の「橘」を染めました。

    柿渋の型染め

    洗練された伝統的な柄と、落ち着いた柿渋の色が醸し出す雰囲気は、何とも表現しがたいもので、僕が目指す染色作品そのものです。これに気をよくして、今回も柿渋を使った型染めで、前回と同じ吉祥紋の「橘」「雲龍図」を染めてみようと思っています。上の写真は、テーブルランナーでしたが、今回はトートバッグに仕立てる予定です。

    柿渋の型染め

    柿渋の型染め

    最近、ときどき思うことがあります。それは 「そこそこ、いいものが作りたい」 ということ。“そこそこ”は、“ある程度”という意味ではなく、“より完成度の高い”という意味です。こう思うようになったのは、長らくデザインを仕事にしてきましたが、最近いよいよ若い人に対して“負け”を感じるようになったからです。それは“ダメ”なことなのか、それとも“(若い人が育ってくれたという意味では)よい”ことなのかは分かりませんが、そう感じるのは事実です。

    そこそこ、いいものが作りたい! これをいいい換えれば「依頼されたものではなく、そろそろ自分らしいものが作りたい」という深層心理なのかもしれません。とにかく、頑張ります!

  • 吉祥文様「橘」の柿渋染め

    吉祥文様「橘」の柿渋染め

    先日のブログ『柿渋の型染め』の続きです。前回までに下の写真のような状態でした。

    ▼ 前回までに、地入れした生地の上から薄めた柿渋をハケで薄く染めています。
    吉祥文様「橘」の柿渋染め

    ▼ その後も、濃度を上げながら柿渋を染め重ねていきます。
    吉祥文様「橘」の柿渋染め

    ▼ 最終的には、こんな色になりました。
    吉祥文様「橘」の柿渋染め

    ▼ 伸子に張ったまま乾かし、糊を落とせば完成です。これで “一応の完成” です。とても、いい色です!
    吉祥文様「橘」の柿渋染め

    でも、なぜ? “一応の完成” かといいますと、柿渋は太陽の光を浴びることで、より深みを増し、落ち着いた渋い色へと変化していきます。つまり、仕上げてくれるのは “おひさま”“時間” というわけ。素敵じゃないですか!?

  • 柿渋の型染め

    柿渋の型染め

    先日upしたブログ『吉祥文様「橘」』を型染したテーブルランナーを作っています。数日前に糊置きは終えて乾燥させているので、いよいよ今回は伸子(しんし)に張って柿渋で染めていきます。

    ▼ テーブルランナーにする生地に糊置きを終えたところ。
    柿渋の型染め

    ▼伸子に張って柿渋で染めていきます。
    柿渋の型染め

    まずは、地入れした生地の上から薄めた柿渋をハケにとって薄く塗り、次第に濃度を上げていきながら何度も何度も染め重ねていきます。すごく手間も集中力も要する作業ですが、今のところ順調です。

    柿渋の型染め

    もう少し染め重ねてから糊を落とし、さらに、天日に干して柿渋らしい色に仕上げていきます。でき上りを楽しみにしていてください。

  • 柿渋の作り方

    柿渋の作り方

    染色に興味をもって、もう随分になります。しかし、自分で柿渋を作るのは初めてなので、うまくいくかは分かりませんが、とりあえず、その工程を紹介します。


    柿渋の作り方


    ①まずは「渋柿」を用意します。この柿は9月の中旬に採取したものです。地域や種類にもよるようですが、7月下旬から9月中旬に採取した“青い渋柿”を用意します。甘柿ではダメです。かならず、「渋柿」を使ってください。

    柿渋の作り方

    ②これを水洗いし、枝やヘタを取り除いてから包丁で小さく切り分け、フードプロセッサーで粉砕します。このとき、注意するのが包丁もフードプロセッサーもステンレスかセラミック製のものを使い、決して鉄製のものは使わないでください。さらに、使用後は入念に洗ってください。ちなみに、この作業を昔は臼(うす)と杵(きね)で柿をつぶしたようです。

    ▼ 適当な大きさに切り分けた渋柿。
    柿渋の作り方

    ▼ 切り分けた柿をフードプロセッサーで粉砕します。
    柿渋の作り方

    ▼ 粉砕されにくい場合は、少量の水を加えます。
    柿渋の作り方

    ③少量の水で粉砕した渋柿を適当な容器(これも鉄はダメです)に移し、ひたひたより少し多いくらいまで水をいれます。ひたひただと、柿が水を吸ってしまって上部が乾燥してしまいます。逆に入れすぎると柿渋が薄くなってしまいそうなので、あくまでも“ひたひたより少し多いくらいの水”にして発酵させます。

    柿渋の作り方

    ④三日ほどすると、水が黄色みを帯び、お酒のような匂いがします。さらに、もうすこし(3~4日ほど)発酵させててから、ザルのようなもので濾(こ)します。

    柿渋の作り方

    ⑤ しぼりカスに、1回目より少量の水(半分程度)の水を加え、さらに発酵させて1番液に加えて本格発酵させていきます。最低でも2年も発酵させます。気の遠くなるような話ですが、気長にいきましょ!!

    柿渋の作り方

    今日現在は、2番液を発酵せている状態です。これから2年にわたり、この柿渋の変化をブログにUpしていきます。失敗するか? 成功するか? 楽しみにしていてください!!