投稿者: hitotsuya

  • 若冲の『白象図』

    若冲の『白象図』

    随分と前に大阪のデパートで、藍染めに馬の柄を配したTシャツを見ました。紺色の地に白馬(抜染)をポンポンと飛ばしただけのTシャツだったのですが、なぜか強い印象を受けました。

    そのTシャツに描かれていたのは“西洋的なシルエットの馬”だったのですが、これが“東洋的なデザインの動物”だったら面白いだろうな と思っていたのですが、なかなか実際の作業に至りませんでした。が、先日ようやく型紙を彫りました。

    若冲の『白象図』

    ▼考えたデザインは、これです。

    若冲の『白象図』

    どこかで見たことがありませんか? そうです! 伊藤若冲(いとうじゃくちゅう)の『白象図』を元に染色用の型紙になるよう考えたものです。型にするのが意外に大変でした。

    さぁ、どんなTシャツができることやら!? お楽しみに!!

  • 沈殿藍(泥藍)の作り方

    沈殿藍(泥藍)の作り方

    夏の太陽を浴びて、ぐんぐん生長する藍。いよいよ収穫のころがやってきたので、ここらで刈りとって「沈殿法」という技法で藍の成分を染料(沈殿藍)にしようと思います。

    ちなみに、藍は生葉の状態では染まりますが、これを乾燥したり、冷凍したりすると染まらなくなります。そこで人は古くから、季節に関係なく藍で染められるよう、さまざまな方法を考えてきました。その代表的な方法に「すくも藍」と「沈殿藍」があります。

    日本で有名な徳島の阿波藍(あわあい)は「すくも藍」の技法で、藍の葉を発酵させて「すくも」を作り、さらにこれを微生物を使って発酵させ、染料を作る方法で、大変な技術と時間を必要とします。 一方、熱帯や亜熱帯の地域では「沈殿藍」「泥藍(どろあい)」と呼ばれる藍成分を濃縮する方法が伝統的に用いられてきました。

    この方法では、藍(主に、インド藍や琉球藍)の茎葉を水に浸して発酵させた後、その液に石灰を入れて藍の成分と水を分離させ、底に沈んだものを染料として用いる方法で、これなら僕にもできそうなので、チャレンジしてみます!


    【沈殿藍(泥藍)の作り方】


    ① 収穫した藍の葉を樽に入れ、水を張って発酵させます。

    ② 三日もすると、こんな状態になり、腐敗臭がします。

    ③ もう少し発酵させた後、葉を取り出します。

    ④ 発酵液に石灰を加えて撹拌します。

    ⑤ すると腐敗臭は消え、液も濃紺に変化します。

    これを2日ほど静置し、藍の成分を沈殿さたのが沈殿藍(泥藍)です。が、今日はここまでです。“自家製の藍”ができるか!? 楽しみにしていてください。


    ▼ この内容は、YouTube にも「沈殿藍の作り方」として動画をUpしました。ぜひ!そちらもご覧ください。
  • インド藍と二十日大根

    インド藍と二十日大根

    インド藍を小さなプランターで育てています。ところが、諸事情いろいろありまして、その中央ではなく、妙な位置に植わっています。植え替えると、以前のように大ピンチを招いてしまうかもしれないので、インド藍はそのままで、空いたスペースに二十日大根(はつかだいこん)を植えることにしました。
    ※ 以前のブログ『インド藍が大ピンチです!!』もご覧ください。

    インド藍と二十日大根

    ▼ 二十日大根はタネをまいて三日もすると、小さな芽を出します。
    インド藍と二十日大根

    ▼ さらに2週間もすると、こんなにも大きくなります。
    インド藍と二十日大根

    お~ッ! 収穫までもう少しです。まさに  “二十日大根” です! サラダにでもして食べようと思っています。

  • 藍染め『絣』Tシャツ

    藍染め『絣』Tシャツ

    ↓今日は 、こんなTシャツを作りました。

    藍のムラ染めの前身ごろにをVネックに縫製したTシャツです。久しぶりのVネックです。縫うのに緊張しました。というのも、Vネックを縫うのが苦手なんです。それでも何とか、うまく縫うことができました。

    ↓ちなみに、後ろはこんな感じです。

    で、なぜ!? 藍染め『絣』Tシャツの“絣(かすり)”かといいますと、後身ごろの中心に古布の絣がワンポイントで入っています。

    僕が新たに染めた藍の生地と、はるか昔に織られ“古布”と呼ばれるようになった絣とのコラボレーションです。意外にも良いな感じで、とても気に入っています。

  • 藍の絞り染め 『菱』 Tシャツ

    藍の絞り染め 『菱』 Tシャツ

    こんなTシャツを作りました。タイトルは“絞り染め 『菱』 Tシャツ”です。
    I made this T-shirt ( Indigo dyeing ). This pattern is dyed by traditional methods of tie-dye in Japan.

    その名のとおり、四角い菱型(ひしがた)模様が前身ごろを飾り、その一つ一つが“縫い絞り”になっています。もう少し近づいて見ると、こんな感じです。
    ↓Closeup

    ちなみに、後ろは無地です。 This is the back.

    最初に、Tシャツ一着分のニット生地を荒裁ちし、前身ごろに下絵を描いてから四角く縫い絞っていきます。これを藍染めしてから絞った糸を解き、煮洗いした後でTシャツに縫製しました。

    とても手間のかかった作品になりまた。その分、とても納得できる出来栄えです。
    I had suffered from a very troublesome work for T-shirt , but I like This.