忙しい毎日から少し離れて、心がふっと軽くなる時間を過ごしました。ホールいっぱいに広がるブラスバンドの音色は、まるで日常のざわめきを洗い流すよう。力強くもあたたかい響きが胸に残り、音楽ってやっぱり不思議だなと感じました。終演後の静けさの中に、余韻がやさしく漂っていました。

ひとつ屋の日々の仕事や判断、その背景にある考えを、いくつかのカテゴリーに分けて記録しています。畑で植物を育て、染め、織り、道具を整え、作り続ける。その過程で起きた迷いや選択を、現場の視点から綴っています。完成品だけでなく、そこに至るまでの時間や思考も含めて残す記録です。

忙しい毎日から少し離れて、心がふっと軽くなる時間を過ごしました。ホールいっぱいに広がるブラスバンドの音色は、まるで日常のざわめきを洗い流すよう。力強くもあたたかい響きが胸に残り、音楽ってやっぱり不思議だなと感じました。終演後の静けさの中に、余韻がやさしく漂っていました。


異常なほどに暑かった夏は過ぎましたが、10月も下旬だというのに、日中はまだ半袖で過ごせています。とはいえ、冬は必ずやってくるので、その準備をしておかなければなりません。
さまざまな冬支度があるのですが、まず最初に始めたのが、冬作物や来春に使う畑の準備です。
夏まで紅花を栽培していた畑では、晩秋からは亜麻の栽培をする予定なので、その準備をしました。畑に雑草たい肥や籾殻、灰、米ぬかなどをまいてからよくすき込みます。さらに2~3週間後に耕してから畝を立てタネを播き、冬を通してゆっくりと育てていきます。
▼畑に米ぬかをまく。

▼ その後は、しっかりと耕します。

▼今年からは「緑肥」の利用にも取り組もうと思っています。

ちなみに「緑肥」とは、土壌改良や肥料にするために栽培する植物のことです。育てた植物は、そのままの状態だったり、粉砕したりして圃場にすき込むことで、土壌の保水性や透水性を向上させ、病害虫や雑草の抑制、さらには化学肥料の削減にも役立ちます。

今年の夏にネパールで “力織機” と “ドラム型整経機” を発注してきました。これは製作中の風景です。今から楽しみで仕方ありません!
▼ 力織機

▼ ドラム型整経機

※「力織機」とは水力や蒸気機関、電気などの動力源を用いて布を織るための “器械” のことです。18世紀後半にイギリスで発明され、手織り機よりも効率的に布を生産できるようになり、産業革命の一端を担うものとなりました。

ひとつ屋の染織作業のなかで欠かせないのが、この “へっついさん(かまど)” です。染料を煮出したり、布を染めたり、糸や生地を炊いたり—と、さまざまな場面で活躍しています。燃料費が高騰するなか、里山で調達できる薪が使えるのは本当に助かっています。
▼ 大きな布を染めています。

▼ 紡いだ綿糸の「撚り止め」をしています。

▼ 薪をくべる焚口です。

ところが最近になって “へっついさん” の調子が悪い――。ここに移り住んで早や丸7年が過ぎましたが、そういえば、まだ一度も煙突掃除をしていません。そこで、Amazonで煙突掃除のブラシを買って、早速!屋根に上がって掃除を開始! と、煙突の傘(先端部)を見ると大きな穴が開いているうえに、それを外そうとすると、ポロリと外れてしまいました—😱
思いのほか、掃除はチャチャッと済ませることができたのですが、外れた傘を新しくしなければなりません。またAmazonで「T笠」なるものを購入して、再び屋根の上に――。もう若くはないうえに、最近ひと回り太ったので、屋根を破らないように恐る恐る慎重な作業が続きます。
▼ サビて壊れた煙突の傘。

▼ 煙突は傘の部分がとれて、こんな状態に—😰

▼ 新しい傘はステンレス製! ブリキ製の前のものより、風雪に耐えてくれるでしょう。

▼ 修理終了!

あれ? 同じものを買ったつもりだったのですが、カタチが違う! 「T笠」でなく「H傘」を買わなければならなかったのか—。とにかく、 “へっついさん” は無事に調子を戻したので、OKとしましょう!
田舎暮らしには 、都会にはない面倒がたくさんあります。でも、それが楽しいんです!
追記/「へっついさん」とは「かまど」のことで、関西弁でも京都では「おくどさん」と呼ぶのに対し、大阪では「へっついさん」と呼ばれることが多いそうです。

今日は恒例の “村の草刈りと林道整備” がありました。これは春と秋に村の人々が協力しあって公共の場の草刈りと整備をする行事です。微力ながら私も参加させてもらいました。
昔からこうして人々によって守られてきた日本の景観――。この美しい山河と心を次の世代に伝えることができるか? それが大きな課題だそうです。



