今年も桜が咲きました。また新しい季節が始まります。

ひとつ屋の日々の仕事や判断、その背景にある考えを、いくつかのカテゴリーに分けて記録しています。畑で植物を育て、染め、織り、道具を整え、作り続ける。その過程で起きた迷いや選択を、現場の視点から綴っています。完成品だけでなく、そこに至るまでの時間や思考も含めて残す記録です。

今日は彼岸の中日――。“ 暑さ寒さも彼岸まで ” といいますから、そろそろ本格的な春がやってきます。もう桜の蕾(つぼみ)も膨らみ、今か今かと咲くころを待ちわびています。毎年、そんな桜を見ては “あのピンクを布に染めてみたい!!” と思ってしまいます。まさに!! “花より団子” ですが、いまだ納得の染め色には至っていません。

というのも、草木染で桜を染料にするには、“咲く直前の小枝を用いるのがよい” らしいのです。それは、あの花を作るピンクの色素が枝先に集中しているからだとか。でも、そんなことできますか!?––今まさに咲こうとしている花の枝を折るなんて—。 “せめて花が咲いたら” とか、“剪定のときに” などと思ってしまうので、これまで適期といわれる時季の枝で染料を作ったことがありません。
ところが先日のこと、ひとつ屋染織農園で春からの準備をしていて、畑の上にたくさんの桜の小枝が落ちていることに気づきました。風で落ちたものか?、鳥が運んだものか?、それとも誰かが剪定をしたあとか?――。とにかく、ちょっとした袋いっぱいに桜の小枝を集めることができました。
▼ 拾い集めた桜の小枝。しかも、花が咲く前のもの。


▼ これをきれいに水洗いして、煮出しています。


桜を染料にするには時間がかかります。煮出すだけで三日。さらに、できた煮汁を1年以上の時間をかけて熟成させます。桜色に布を染めるのは、だいぶ先になりそうです。それでも、今から楽しみです!!

店舗の一角にワークショップ・スペースを作り、作業がしやすいようにとシンクを設置しています。ここでいろんな物づくりをしようと思っています。その制作も、先日までにここまで進みました。
正面(ショップに向いている面/上の写真)。背面(シンクを設置する側/下の写真)


今回は、この壁に給水管を仕込みます。まずは、一度シンク(流し台)を置いてみます。

蛇口の位置を確認して、早速!! 配管の開始です。


いい感じに設置できたので固定していきます。


次に、シンクの上部に板を張りました。

水に強い塗料を塗って木部を保護します。これを全体に塗れれば、本日の作業予定は終了です。
次回は、シンクを設置して排水管を仕込みます。


Contents
● ワークショップ・スペースのシンク設置 (その1)
● ワークショップ・スペースのシンク設置 (その2)
● ワークショップ・スペースのシンク設置 (その3)
●ワークショップ・スペースのシンク設置 (“完結編”のはずが—)
● ワークショップ・スペースのシンク設置 (ほんとに完結編!)

早春のころから作り始めている 『アフリカンなTシャツ』 。以前のブログ『アフリカンなTシャツ(Part 2) 』までに2回目のロウ置きを始めていました。
2回目のロウ置きも終えて、細かな亀裂を入れます。


これをもう一度 染めてから(左)、熱湯のなかで脱蝋します(右)。


脱蝋を終えた生地を乾かせば完成です。次は、いよいよ縫製!! アフリカンなTシャツに仕立てます。


制作風景
アフリカンなTシャツ(Part 1)
アフリカンなTシャツ(Part 2)
アフリカンなTシャツ(Part 3)
アフリカンなTシャツ(Part 4)
アフリカンなTシャツ(Part 5)

随分と前のブログ『物づくりを楽しんでもらえるスペース』で、ご近所の方からシンク(流し台)をいただいたことを書きました。ところが、あれから数カ月、忙しさにかまけて、シンクは設置場所が決まっただけで、手つかずの状態。最近になって、ようやく設置作業を始めることができました。
ご近所の方にいただいたシンク(左)を右の写真の位置に設置します。


と、なると、ここに給排水(もちろん湯も)などの設備が必要となり、それを設置するための壁が必要となります。この設置作業が 「水回りのリフォームは高くなる」 と言われる要因なんです。でも、とても手間はかかります。早速!! 作業開始です。
まずはシンクの下に台を作ります。


給排水管の通り道の確保も忘れずにしながら、次に小さな壁の骨組みを立ち上げます。


この骨組みに板を張って外側を仕上げていきます。

ちなみに、この色とりどりの板は、以前に作った壁と同じように弁柄(べんがら)を塗った木を用いています。天然塗料はペンキなどとは違い、優しい雰囲気を醸し出してくれます。
以前に作った壁(左)。天然の土顔料の弁柄(べんがら)を縫っています(右)。


と、ここまで順調に作ってきたのですが、どこで間違ったのか?、ここにきて材料が足りません――。
なので、最後は下の写真のようなな張り方になりました。


ところが、苦肉の策にもかかわらず、どこかパッチワークのようでしゃれた雰囲気になりました。
端をきれいに切り揃えて、外側(表)の完成です!
でも、裏はこんな状態—。こちら側が時間かかるんですよね。ふ~ッ😅

Contents
● ワークショップ・スペースのシンク設置 (その1)
● ワークショップ・スペースのシンク設置 (その2)
● ワークショップ・スペースのシンク設置 (その3)
●ワークショップ・スペースのシンク設置 (“完結編”のはずが—)
● ワークショップ・スペースのシンク設置 (ほんとに完結編!)