初夏の爽やかな風は、もちろん大好ですが、秋の陽射しも、いいですねぇ。歳をとったせいか、最近では、秋のほうが好きくらいです。
今日は、そんな陽射しのもと、柿渋染めの天日干し。柿渋染めは、日光に当てるほど色が濃くなるからです。

そんな伝統的な染色をしている ひとつ屋の物干し台からは、日本一の高さを誇る “あべのハルカス” が真正面に見えます。

ひとつ屋の日々の仕事や判断、その背景にある考えを、いくつかのカテゴリーに分けて記録しています。畑で植物を育て、染め、織り、道具を整え、作り続ける。その過程で起きた迷いや選択を、現場の視点から綴っています。完成品だけでなく、そこに至るまでの時間や思考も含めて残す記録です。

初夏の爽やかな風は、もちろん大好ですが、秋の陽射しも、いいですねぇ。歳をとったせいか、最近では、秋のほうが好きくらいです。
今日は、そんな陽射しのもと、柿渋染めの天日干し。柿渋染めは、日光に当てるほど色が濃くなるからです。

そんな伝統的な染色をしている ひとつ屋の物干し台からは、日本一の高さを誇る “あべのハルカス” が真正面に見えます。


さっき、こんなものが自宅に届けられました。なんだと思いますか?
答えは「西洋茜(セイヨウアカネ)」の苗です。

草木染(植物染料)に興味のない人にとっては、「な~んだ」ってものだと思いますが、僕にとっては待ちに待った お宝です。西洋茜が自家栽培できれば、すっごく楽しいと思いませんか!? (そんなこと思うのは、僕だけか――😲)
ちなみに、下の写真は「日本茜」です。【ひとつ屋染織農園】では、すでに栽培しています。よく観察すると、日本茜より西洋茜のほうが、葉が細いんですよ。

▼西洋茜の葉

茜には、このほかにも 「インド茜」という種類があります。これらの違いは、最も色が淡い(薄い)のが「日本茜」。もっとも赤みが強いのが「インド茜」。そして、インド茜に比べて黄色みがあるのが「西洋茜」です。しかも、「西洋茜」は、日本茜よりも根が太く、色素成分も多いとか—。
それぞれの良さを生かしながら、もっと深く天然染料を楽しもうと思います。まずは栽培を頑張ります。

かつて繊維産業で活況を呈した大阪。その名残りで、今も大阪の中心部、本町(ほんまち)辺りには、たくさんの繊維問屋があります。さすが、問屋街だけあって品揃えが豊富で値段も安い!! さらには縫製にかかわる道具を扱う店も多いので、時間さえあれば、この街をブラブラしています。
先日も、工房からブラブラと自転車で行き、お目当ての店で買い物を済ませてから、またブラブラとしながらの帰路のこと、大阪のド真ん中、ビジネス街の片隅で、こんなものを見つけました。

はやりのレストランか結婚式場かと思いきや!? 案内板には 『元 住友家本宅内ビリヤード場(玉突場)』と書かれています。さらに、案内板には以下のようなことも書かれていました。

江戸時代、世界有数の銅の産出国であった日本。その中心地が大阪であり、この場所にあった「住友長堀銅吹所(1636年開設)」は、わが国でも最大の銅精錬所で、国内の1/3の銅を精練していたそうです。ちなみに、ここには銅吹所や店舗のほかに、住友家の邸宅が隣接しており、それらを含めた面積は約4000㎡、1200坪を越えていたそうです。
銅吹所は明治9年に閉鎖されたそうですが、住宅は1915(大正4)年までは本宅として、昭和20年までは別邸として存在しました。このビリヤード場は、銅吹所の跡地に造営された庭園の東側に建てられたもので、玄関のアーチや円柱の飾りは洋風であるのに対し、壁は漆喰の土蔵造り、屋根は日本の瓦葺きです。洋風と日本の技術で表現した“擬洋風”と呼ばれるもので、明治初期の文明開化期によく見られた様式です。ちなみに、独立建物のビリヤード場としては、わが国最古のものだそうです。
▼ 阪市立美術館の裏にある 「慶沢園」。

ちなみに、大阪市立美術館の裏にある 「慶沢園(けいたくえん)」 は、元来 この地から移転した住友家茶臼山本邸の庭であり、大正14年に住友家が神戸に移転するにともなって大阪市に茶臼山と屋敷とともに寄贈されたものです。後に、この庭園を生かした美術館が建設され、今も大阪市民の憩いの場となっています。
なんの気なしの散歩の途中に発見した 『元 住友家本宅内ビリヤード場(玉突場)』 ですが、今ではビルの谷間にひっそりとたたずむ小さな建物になってしまいました。しかし、そんな小さな建造物に、江戸から明治、大正、昭和、そして平成—と、今につながる大阪の歴史と、これを操った豪商の暮らしを垣間見たような気がします。

“天高く馬肥ゆる秋”です!
ようやく秋のよさを感じれる年齢になりまた。

とはいえ、気候のよいうちに、来春のオープンに向けてもう ひと踏ん張りしておかなければなりません。
ふ~ッ 😮💨 さぁ、がんばります!

例年になく、秋の訪れが早い今年ーー。【ひとつ屋染織農園】では秋の種まきや植え付けに大忙しです。晴天が続いた先週末には、さまざまな植物の種をまいたり、苗を植えたりしました。
▼ これは染料になるハルシャギク(波斯菊)。

▼ これも染料になる細葉大青(ホソバタイセイ)。藍がとれる植物です。

▼ ニンジン。これも葉が立派な染料になります。

と、ここまでは “染織農園” の名前のとおり、染織にかかわる植物ばかりを植えていたのですが、先日、おとなりの方が「もう歳なんで、少し減らそうかと思って」と、新たに菜園の一部を貸してくださることになりました。そこで、今回は野菜なども植えてみることにしました。
▼ イチゴ(苺)を種から育てるのは初めてです。

▼ ジャガイモ(馬鈴薯)。

▼ そして、キャベツとブロッコリー。

ただでさえ忙しいのに、調子にのって次々と野菜を増やしてしまいました。でも、来年の春には収穫を終えて、
全面で藍を育てようと計画しているので “ふつうの家庭菜園” が楽しめるのは、ほんの束の間です。それでも、正真正銘の無農薬&有機野菜。今から収穫が待ち遠しいです。