カテゴリー: ブログ

ひとつ屋の日々の仕事や判断、その背景にある考えを、いくつかのカテゴリーに分けて記録しています。畑で植物を育て、染め、織り、道具を整え、作り続ける。その過程で起きた迷いや選択を、現場の視点から綴っています。完成品だけでなく、そこに至るまでの時間や思考も含めて残す記録です。

  • DIY セルフリノベーション『玉石の洗い出し』

    DIY セルフリノベーション『玉石の洗い出し』

    前々回のブログ『骨折り損』「“玉石の洗い出し”という技法で床全体を装飾しようとしたのですが、これが大失敗 !」というようなことを書きました。さぁ、やり直し!! といいたいところですが、もうテンションが⇓⇓⇓で、その気力はありません。


    ▼おまけに、失敗作もこの状態――。

    しかも、モルタル(セメント)が完全に乾いてしまったので、もうどうしようもありません。でも、このままにしておくわけにはいかないので、考えた末に、とりあえず、今ある材料を減らすことと、ここの見た目をよくするために、洗い出しのやり方を変えて再びチャレンジすることにしました。


    玉石の洗い出し(乾式)の方法


    失敗した方法は、モルタルのなかに玉石を練りこんで、半乾きの状態のときにブラシやスポンジで水洗いして玉石を表面に露出させる方法する「洗い出し」というやり方でした。水洗いするので、これを仮に湿式とするならば、今回は玉石をモルタルに練らず、一つ一つ埋め込んでいく 乾式の方法を採用しました。では、その乾式による玉石の洗い出し仕上げの方法です。

    まず設置したい場所にモルタルを塗ります。約1cmの厚さです。必要な場合は型枠を設置してください。

    ②均一にモルタルがぬれたら、その上から色粉を混ぜたカラーモルタルを塗ります(※ 使用する玉石によって、カラーモルタルの色を使い分けると、より美しく楽しい仕上がりになります。今回は、白い玉石を多用するので、黒の色粉を使用しました。ふつうの(グレーの)モルタルに白い玉石を使うと、輪郭がはっきりせず、美しくありません)。※ 色粉(カラーモルタル)は下記を参照ください。


    ③カラーモルタルが塗れたら、その中に玉石を一つ一つ埋め込んでいきます。 その際、石の平らな面を上にして、施工面の全体が平滑になるように心がけ、作業はモルタルの軟らかいうちに手早く行ってください。さらに、玉石の表面(露出部分)にカラーモルタルなどの汚れがつかないようにも注意してください。

    ▼とにかく頑張って、一つ一つ埋め込んでください。

    ④全体にムラなく、均一に見えるように玉石を埋め込み、モルタルが乾けば完成です!

    ※乾燥後に玉石の表面についたモルタルや汚れをブラシでとり、石材用のワックスを塗布すると、さらに美しくなります!


    カラーモルタル(色粉)の方法


    「カラーモルタル」と呼ばれる、そのものはありません。ふつうのモルタルに色粉(着色顔料)を混ぜて作ります。着色顔料は、大きなホームセンターやインターネットでも購入することができます。今回は黒を使いましたが、ほかにも茶色や黄色など、何色かがあるようです。また、黒や濃いグレーに染める場合は、ふつうのモルタルに混ぜてもOKですが、ほかの色の場合はホワイトモルタルを使用することをオススメします。

    ▼セメント石灰着色剤。

    ▼色粉(着色顔料)をモルタルに空練り(水の入っていない状態で充分に混ぜる)します。大きな面を塗る場合、何度もカラーモルタルを作る必要があるので、色粉とモルタルの割合を設定しておくことが重要です。割合が変わると色ムラの原因になります。

    ▼カラーモルタルを使った場合。

    ▼ふつうモルタルを使った場合。

    カラーモルタルを使った“玉石の洗い出し”は、ものすごい手間がかかりますが、このくらいの面積(一坪ほど)でも2,000円ほどでできます。しかも、いい感じの仕上がりです。ぜひ!! チャレンジしてみてください!!

  • 『ごちそうさん』の時代

    『ごちそうさん』の時代

    現在、放送中のNHKの 連続テレビ小説 『 ごちそうさん 』 の舞台になっているのが、大正時代末期の大阪――。当時の大阪は“大大阪(だいおおさか)”と呼ばれ、面積においても、人口においても、経済力においても、東京を凌いで名実ともに日本で最大、世界でも6位の大都市となりました。

    ▼ そんな時代、堺筋(さかいすじ)の風景です。
    『ごちそうさん』の時代

    現在でも大阪を代表する、いちょう並木で有名な御堂筋(みどうすじ)をはじめ、その下を走る地下鉄、さらには大阪城(天守閣)などが、この時代に次々と建設されました。

    いわば、大阪人にとっての“栄光の時代”です。

    しかし、その後の世界恐慌や戦時下での経済や産業の統制、さらには大阪大空襲――と、その栄光は徐々にかげり、ついには灰燼と帰してしまいます。戦後復興とともに以前の繁栄を取り戻すかのようにみえた時代もありましたが、本格的に東京への一極集中が始まると、その衰退は決定的なものになりました。

    ▼ 現在の堺筋(さかいすじ)の風景です。
    『ごちそうさん』の時代

    ちなみに、分かりました? 一番上に掲載した写真(大大阪時代の堺筋)の真ん中に写っているビルが、二番目の写真のビルなんですよ。

    『ごちそうさん』の時代

    このビルは、昭和2年(1927)に建てられた『高麗橋(こうらいばし)野村ビルディング』。現在では国の登録有形文化財に指定されています。90年近い歴史のなかには、一帯が猛火に包まれた大空襲もあったというのに、今も『ごちそうさん』の時代の輝きを伝えてくれるものの一つです。

  • DIY セルフリノベーション『骨折り損』

    DIY セルフリノベーション『骨折り損』

    な~んとなく “つきがよくない” ってこと、ありまありませんか? 今、そんな状態の真っ只中なんです。 実は “骨折り損のくたびれ儲け” 。そんなことが続いています。


    ▼ その最たるものが、これッ!!
    DIY セルフリノベーション『骨折り損』

    なんだか分かります? これは「玉石の洗い出し仕上げ」という技法を使った床をアップで撮影したものなんですが、。ご覧のとおり、決して美しいとはいえない仕上がりです 。

    この技法を採用する際に「床全体のことだし、できるだけ安く!! それでいて雰囲気のあるものにする方法はないかなぁ~?」と考えに考えた末に浮かんだのが、この「玉石の洗い出し仕上げ」だったのですが、ものすごい労力と時間のかかるわりに、仕上がってみれば、この状態。これでは、床全面なんて到底無理!! 正直、かなり凹んでいます。

    材料も大量に買ってしまったのに。うわぁ~、どうしよう—😱

  • つくって、作って、造って、創って――。

    つくって、作って、造って、創って――。

    ひとつ屋の改装工事をDIYでやっています。本格的な工事となって、すでに2ヶ月――。連日、ホコリまみれの作業が続いていますが、こればかりやっているのではないんですよ。作業の合間をみては、染色作品も作っています。

    というのも、この秋に知人数人とで開催した展覧会をはじめ、染色の学校、縫製の教室、さらにはレザークラフトの教室と、次々に出展の依頼をいただき、いろんな場所で自分の作品を展示させていただける機会に恵まれました。そんななか、僕の作る拙い品にもかかわらず、いくつかの注文をいただきました。

    当初は、お受けできるような状態でないので――と、お断りさせていただこうと思っていたのですが、せっかく気に入ってご依頼いただけるのだからと、引き受けさせていただくことにしました。


    ▼ その一つ、Tシャツ。そこに施す型染めの型が、ようやく彫り上がりました。
    つくって、作って、造って、創って――。
    「丸きり」と呼ばれる道具で、渦巻く雲の柄を掘りぬいたものです。一つの穴は直径約1mm。鉛筆の先ほどの大きさの穴を何千、何万と開けて、雲の柄を作っていきます。

    ▼ いや~ッ!! これは大変でした。彫るだけで2週間は要しました。
    つくって、作って、造って、創って――。

    ▼ ほかにも、革を染めて繋ぎ合わせたカバンの制作もやっています。
    つくって、作って、造って、創って――。

    どちらもクリスマスまでには仕上げればなりません。ほんとッ!! 毎日毎日 “つくって、作って、造って、創って!” の状態です。いろんなことがあって、一時は“つくることをやめよう”と思ったこともありましたが、この歳になって、こうして創っていられることに、本当に心から嬉しく思います。

  • ありがとうございました!

    ありがとうございました!

    おはようございます!

    いよいよ今日が本年(2013)最後のブログ更新です。

    いやぁ~、今年も慌しい一年でした。でも、じっとしているのが苦手な僕には、これくらいのほうが、やっぱいいみたいです。

    それにしてもッ!! いい一年でした。来春には、新ショップ&工房もオープンする予定です。
    今年にまして、良い年にしています!

    ありがとうございました!

    そんな僕の夢にお付き合いいただいているすべての方々に心より御礼申し上げます。

    本当に!ありがとうございました!!

    来年も精いっぱい頑張りますので、なにとぞ、よろしくお願い申し上げます。

    末文になりましたがよいお年をお迎えください。