カテゴリー: 制作風景

このカテゴリーでは、ひとつ屋で手作りしているアイテムの製作風景を紹介しています。実際の現場での手順や試行錯誤、完成に至るまでの過程を、そのまま記録しています。中には、思うようにいかず商品にならなかったものもありますが(笑)、そうした失敗も含めて、物づくりのリアルな一面として残しています。

  • 手ぬぐいストール (前編)

    手ぬぐいストール (前編)

    毎年、夏になると 「手ぬぐいストール」 の制作を依頼されます。ちなみに「手ぬぐいストール」とは、手ぬぐいの生地(さらし)で作ったストールのことで、夏のウォーキングの時なんかに首に巻いて使うようなものです。「んじゃ、手ぬぐいでいいじゃない!?」と思われるかもしれませんが、手ぬぐいではオシャレじゃないし、ちょっと短いようです(特に、男性には短いようです)。そこで、ちょっとオシャレで、ちょっと長めにした 「手ぬぐいストール」 の制作が依頼されます。

    そこで、今年は早めに用意を!! ということで何本かの手ぬぐいストールを作り始めたのですが、そのうちの一つのためにこんなものを作りました。厚紙を波型に抜いただけのものなのですが、これをゲージ(型紙)にすれば、さらしに下描きするのが早くなります。

    ▼ 下描き用のゲージ(型紙)
    手ぬぐいストール (前編)

    ▼ この下書きに従ってロウを置いていきます。その後、これを染めていきます。
    手ぬぐいストール (前編)

    さて、どんなものができるか!? 楽しみにしていてください。

  • アフリカンなTシャツ(Part 2)

    アフリカンなTシャツ(Part 2)

    今日は雅な “ひな祭り” だというのに、僕のブログは 『アフリカンなTシャツ』 の Part 2 です。

    ▼ 前回の 『アフリカンなTシャツ(Part 1)』 では、ろうけつ染めでここまでできています。
    アフリカンなTシャツ(Part 2)

    今回は、ここに もう一色たすための準備です。たす色は「こげ茶」の予定。まずは、こげ茶にしたくないところをロウで伏せます。右側の濃い部分がロウで伏せられています。

    アフリカンなTシャツ(Part 2)

    アフリカンなTシャツ(Part 2)
    アフリカンなTシャツ(Part 2)

    つまり、この濃い部分がロウで伏せられているので染料が入らず、染まらないという原理です。しばらくは、このロウ伏せ作業が続きます。


     制作風景


    アフリカンなTシャツ(Part 1)
    アフリカンなTシャツ(Part 2)
    アフリカンなTシャツ(Part 3)
    アフリカンなTシャツ(Part 4)
    アフリカンなTシャツ(Part 5)

  • アフリカンなTシャツ(Part 1)

    アフリカンなTシャツ(Part 1)

    最近、友禅(ゆうぜん)や紅型(びんがた)のような精緻な染織品よりも “おおらかな雰囲気を染め物” に心惹かれます。特に、以前のブログ『国立民族学博物館』で紹介したような “アフリカの染め物” には、とても魅力を感じます。

    アフリカンなTシャツ(Part 1)

    アフリカンなTシャツ(Part 1)

    いつか自分でも染めてみたい!! と、思っていたのですが、今回ついに挑戦してみることにします。

    本来、こうしたアフリカの染め物は、タンニンを含む植物で布を染めてから、鉄分(金属)を含む泥で模様を描くなどしていると思うのですが(あくまでも僕の推測です)、今回はロウケツ染めで、その雰囲気にチャレンジします。ということで、まずはロウで模様を描きます。

    アフリカンなTシャツ(Part 1)

    アフリカンなTシャツ(Part 1)

    ▼もう一度 同じ所にロウを置いて厚みをもたせます
    アフリカンなTシャツ(Part 1)

    で、いよいよ染色。今回はスレン染料を用いました。

    アフリカンなTシャツ(Part 1)

    アフリカンなTシャツ(Part 1)

    これに、再びロウを置いて黒で染め二色にします。最終的にはTシャツを作ろうと思っています。今後の作業を楽しみにしていてください!


     ◆ 制作風景


    アフリカンなTシャツ(Part 1)
    アフリカンなTシャツ(Part 2)
    アフリカンなTシャツ(Part 3)
    アフリカンなTシャツ(Part 4)
    アフリカンなTシャツ(Part 5)

  • 生平(きびら)の型染め

    生平(きびら)の型染め

    以前、知人にいただいた生平(きびら/麻の晒)を藍染めして抜染しています。こんな 型紙を用いて、こんなふうに染めました。

    ▼ 今回の作品に用いた型紙
    生平(きびら)の型染め

    ▼ 藍で染め終えた生平
    生平(きびら)の型染め

    ちなみに、生平とは麻の繊維で織った布で、よく暖簾(のれん)などにされているのを見かけます。古くは男性の夏の羽織などに用いられたようですが、硬くて肌触りがよくないので、現代人の衣服にするには難しそうです。ということで、せっかく染めてはみたのですが、いまだ何に縫うかは考えていません。それにしても、いい雰囲気に染まっていいます!

  • ろうけつ染めの手ぬぐい

    ろうけつ染めの手ぬぐい

    ろうけつ染めでたくさんの手ぬぐいを作りました。

    ろうけつ染めの手ぬぐい

    それぞれの柄のアップ写真です。

    ろうけつ染めの手ぬぐい

    ろうけつ染めの手ぬぐい

    ろうけつ染めの手ぬぐい

    ろうけつ染めの手ぬぐい

    ろうけつ染めの手ぬぐい


    これらの柄は、木片にロウを染み込ませ、スタンプのように布に押し当てて描きました(一部は筆も使っています)。実は、浴衣の試し染でもあります。

    とても簡単な技法ですが、自由に思いついた柄を即座に表現できるので僕は大好きです。ひとつ屋では、ろうけつ染めのワークショップも予定しています。お楽しみにッ!!


    ろうけつ染めの手ぬぐい