古民家に暮らしていて、いつもより少し手の込んだ掃除をすると、よく出てくるのが “古いお金” です。今日も、あちこちから出てきました。
ちょっと調べてみると、お札のほうが昭和21年(1946年)発行の1円札で「二宮尊徳」が肖像だそうです。
そして、硬貨のほうは「桐一銭青銅貨」と呼ばれるもので大正5年(1916年)に発行されたそうです。今回見つかったものには「昭和十三年」とあるので、このデザインの1銭硬貨としては再末期のもののようです。ちなみに、昭和13年にはアルミ製の「1銭黄銅貨幣(烏)」が発行されています。
祖父母たちがこのお金を使った時代に心をはせると、とても不思議な気持ちになります。大正デモクラシーも終わり、遠くに軍靴が聞こえる時代、そして終戦直後の混乱期--。くしくも先日、新しい紙幣が発行されたばかり。ありきたりな言葉ですが、新しい紙幣が使われるのが、よい時代であることを願います。