生活の拠点を伊賀(三重)に移したので、大阪の自宅を処分しようと徐々に荷物を運び出していました。その作業も終盤を迎え、今日、妻が大阪の家から最後に持ってきてくれたのが ↓ これ。
▼ 高校1年生の時に作った「スリッパ立て」です。
▼ 横から見ると、こんな感じ。一応、バスケットのような網目模様の彫刻と幾何学です――😅
このブログにも何度も書いていますが、私は物づくりを専門に学ぶ特殊な高校の出身です。特に、専門に学んだのが木材工芸で、これは1年生の時の実習作品です。一見すると簡単なスリッパ立てですが、すべてホゾを組んで作り、模様を彫るための彫刻刀も自分で作らなければならなかったほどの授業内容でした。
そんな学校に進んだにも関わらず、当時の私は部活のバレーボールに夢中になり、進級も危うい落ちこぼれ。そのため、この作品の評価も低く、40年の歳月のなかで幾度も処分しようと思ったのですが、なぜか今回も伊賀にまでやってきました。ちなみに、このほかにも数多くの実習作品があったのですが、すべて失われ、なぜかこのスリッパ立てとは縁があるんです。
今こうして、まじまじと見ると、いかにも自分らしいデザインであることと、その “雑” さに笑いがこみあげてきます。
子供のころから物づくりが大好きで、いつも何かを作っています。そして、今日このスリッパ立てが届けられた日に、私は納屋の一角で 、ちょうど ↓ こんなものを作っていました。
▼ 作ったのは先日できたばかりの作業場で使う棚です。やはり雑です—😭
▼ しかし、完全な廃材利用で、材料費 0円! しかも、自分好みの ぴったりサイズ!
▼ スリッパ立ても、この新しい作業場に置かれ、40年の歳月を挟んだ私の作品が共演しています――😁
子供のころから何かを作っているのが大好きとはいえ、それは決して上手ではなく、上達もしません。まさに “下手の横好き” です。でも、これからも、作っていきます! 作れなくなるまで作ります!